武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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【武道空手 身体操作】~指導者の責任~


なんだか冬に戻ってしまった気もする天気が続いてますね。
私は寒がりな方なので、ばっちり冬物のアウターを着ております。

この季節、本当に予想外の冷えにあてられ、体調不良が長引いている方も多い様です。
衣食住、いろんな面で気を付けたいですね。


さて、昨日は治療院内にて総合格闘技選手の指導をしておりました。

治療院は8.5坪しかありませんが、ベッド2台置いてあるスペースを除いても、3名位までは交代させながら指導は可能です。

武術の稽古は、畳一畳あればできる、とも言われますが、まだそこまで高度な技術を分かち合える状態でもありません。

仮に行ったとしても、なるべく競技者の即戦力となれる様な指導内容にしたいので、今の彼らの現実に則したものを行う様にしています。

今回はいつものメンバーの、MMAプロ選手2名が来てくれました。

他の選手らは、ジムメイトの試合の応援やセコンドにつくなどで、参加できませんでしたが、全員に来てもらったらかなりの人口密度になってしまいますね(笑)



まず、最初にパソコン画面で、動画を見ました。

彼らが持ち寄った、理想的な選手の試合や、彼ら自身のスパーリングや試合の動画です。

その良い部分、悪い部分などが、武道空手の技術とどう合致するのかを話し合っていきます。

その後、実技に入りました。



動画を見ながら思ったのは、彼らの良い動きではなく、悪い動きのシーンばかりが目に付いてしまうことです。

生きていく上では基本的にポジティブ発想でいたいものですが、武術的視点から見ると、一つしかない大切な命を失うかもしれない、そういう可能性をできる限り排除しなければなりません。

ですから、自ずとその点に厳しくなってしまい、マイナスな面ばかりを見てしまうのですね。


そしてまた、その彼らの“悪い動きの原因”は、私にあるからです。

武道空手の技術的な根幹である“正中線”や体軸、正しい直線的攻撃などをうるさく言い過ぎたのでしょうか。

その競技のジャンルやルールによっては、中途半端な武術的な動きよりも、一般的な格闘競技の構えの方が、断然自由度が高いです。

競技を実践する中で発達してきたのですから当然ですね。



ワンランク上の動きを目指そう!などと言っても、修得が難しい武術的身体操作は、応用できるまでには少々時間がかかります。

今までの動きの癖を取り、新たな動き方を身に着けるのですから。

ただ、その武術的な動きの平均点は低くても、全般的に身に着けた時は、かなり試合の運び方は違ってくると思います。

私が彼らと組手などして、それは彼らに伝わっていると思うからです。



今までの動きと、まったく違う動き方を身に着けるには、はじめから全体像を可能にさせることは不可能です。

それを何段階かに分けて教えなければなりません。

ですから、私の時間の空いた時は、いつもの会場に全員集合した時だけでは当然間に合わないので、個別、または数人に分けて、治療院で指導しているのです。

そうしていても、やはり私の教え方に偏りがあったり、段階的とは言え彼らに対する時間がなかなか作れなかったりと言うことが、彼らの試合に直結するのだと言うことを身に染みて感じています。



それは今年に入ってから、彼らの試合が続いており、幸いにも皆勝利し続けてくれていましたが、先のZSTのリングでは惜しくも引き分けになってしまい、本人は大した怪我もありませんでしたが、迷いが生じて全力が出し切れず、悔しさを残してしまった、そういう試合でありました。


その先の試合をした選手も、終始優勢で勝利したものの、武道空手的にはもらうはずのない、いいカウンターをもらってしまったりと、本人の胸の内に納得できない悔しさを残してしまったのです。


話が戻りますが、これらの現象は、皆で動画を見直すことでよりはっきりしました。

武道空手的にはこれはやってはダメだよ、こういう姿勢だと技が出ないので、むしろ一般的な構えの方がいいよ、と言うことです。


それらの原因が、私としては指導する側にあると思うのです。

よく彼らに言うのですが、自分でもその指導ポイント、身体操作のポイントが分かっていないことが多々あるのです。

彼らに”お題”をもらうことで、その解決策を考えるうちに、自分では気付いてなかったけど、こんな操作をしていたんだな、と言うことがしょっちゅうです。

より人に伝えやすくするには、普遍的な表現で、しかも再現性の高いエクササイズ的なものにもする必要があります。

そしてその後に対人稽古をすれば、言わなくても勝手にできるのです。

自分で自分の動きが変わった彼らの、目を丸くした表情を見れば一目瞭然です。

自分で自分の動きに驚くのです。

「できた!!」

と言う瞬間の喜びは、何物にも代えがたいものですね。

彼らとは、皆2~3年ほどの付き合いです。

難しい武道空手の身体操作でも、この2年と言う中で相当に進歩しました。

それは彼ら自身が、体を動かすのに、一定の基準を持って動けるから、試合中にいろいろなことを考えずに済むと言ってくれていることで効果を出せていると思います。

私の約17年分のノウハウが詰まっているのですから、それくらいは効果があってもいいかなと思ってしまいます。

彼らが抱えている様々な疑問。

こういう時は、構えをこうした方がいいのだろうか?

こういう相手には、こういう技で組み立てていった方がいいのだろうか?

この技を出すには、ここの部分は捨てなければいけないのか?


昨日の稽古では、それらほとんどすべてが解決できました。

一言で言うと、すべては“姿勢”であると。

まっすぐ打てない突きや蹴りがまっすぐに、伸びて速く強力になる。

カウンターが体捌きと共にでき様になる。

相手の構えやスタイルに惑わされず、自分のリズムで焦らない動きになる。

それらのことが、武道空手の理想的な姿勢にすることにより、すべて可能になるのです。

そのホームポジションを忘れないで!

と彼らに言います。



彼ら自身、そのボディバランスが崩れた時が、追い込まれたり、カウンターを食らうことを理屈と技術で理解しています。

その他、武術には精神的な側面も大きいですが、私はまず身体の技術を正しく身に付ければ、上記の様な理想的状態を獲得してリラックスできるので、自ずと精神面もフラットで“読み”のできる良い状態になれるのではないかと考えています。

先に精神の鍛練や、脳や身体の感知を鍛練すると言う手もありますが、私はまず身体と言う、誰もが触れることのできる、より実感のあるものを入口として、その先の精神的なものに入っていきたいと思っています。


“心身の一致”

とは、武術でよく言われる理想的状態です。

私が思いますに、これらのどちらかが進んでしまったり、またどちらかが追い付いていなかったりする、両者のバランスが崩れた時に、人は失敗するのだと思います。

心身のバランス、そして入口は目に見える、手に触れられる“身体”から、と言うのが私の理想です。

競技者に導かれながら、彼らの課題を解決し続けることによって、自分の技術をより深く理解し、無意識から意識的に調整できる様になれます。

そして、得た知識や方法を様々なジャンルの人たちと分け合えたら。

現役選手らと二人三脚のスタイルで今後も参りたいと思います。

4月27日(日)稽古会詳細
http://budoukarate1005.blog.fc2.com/blog-entry-564.html
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テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~稽古会の指導内容について~

先日、一般稽古会のお知らせをしてから、

「具体的な稽古の内容は?」

と言うご質問を何件か頂戴しました。


確かに、武道空手の原理の体感、体得と言ったところで、私の言う“武道空手”がどんなものなのか、そしてそれをどの様に体感・体得させるのか、と言うことは詳しくはお伝えできてなかったと思います。


まず、私の言う武道空手とは、師に教わったもの以外の何物でもありません。

現在は師のもとを離れ、独自で活動しているので安易に師の名を語ることはできませんが、自分が教わったものを再現せんとやり続けているだけです。


そして、それをどの様に体感、体得させるのかについては、以前から私が提唱しております、

“人体各所の支点と軸”

これを使って、自分以外の人にその技の原理を再現させようと言うものです。


これも以前から申しておりますが、この私の運動指導の原理である“支点と軸”は、私が行っている主婦の体操教室での主婦の皆さん(30代~70代後半)、そしてストリートダンサー、一般の患者さんで追試しており、効果を出してきたものを精選したものです。

もちろん、それらを総合格闘技や直接打撃制の空手選手などにても試し、同様の効果を得ています。

人間の体と言うのも“物体”でありますから、そこに重心の位置や各パーツの連動など、普遍的な法則が働くのは当然です。



効率のよい動き方、楽に、また正確に繰り返すボディコントロールなど、考えてみただけでは、とても困難な様に感じますが、身体各所の“軸”、または“支点”などの位置を感じ、そこを動かすことを体感させるシンプルなエクササイズをさせることによって、自動的に連動感や全身の一体感、また緩急や強弱を楽にコントロールできる様になります。

と、理想的なことを申しましても、現在の私の技量以上のものは人には伝えられません。

自分ができて、理屈で理解して、初めて人に指導ができると言うものです。

ですから、試合などはやらない身ではありますが、武道空手の技術を向上させ続けなければなりません。


試合はしないとは言っても、軽い組手くらいはしないと何も分かりません。
怪我をしない程度に試し合えれば、それで充分です。

目指すのはかなりの高みですが、試合をせずともそれが確認できるのか?
と言う点に付きましては、現役の選手たちが検証してくれているのが参考になります。

また、現役選手たちに私の技術が有効であると認めてもらうには、

実際に立ち合って示し、

その後に身体操作を体感させ、

さらに理屈で説明して納得してもらう、

そういう手順があってこそです。



現役の競技者ですから、理屈ばかり言ったとて、またいくら技を見せびらかしたとて、認めてはくれませんし、求めてもくれません。


そこは絶対に証明させると言う私の意地があります。

言葉やデモンストレーションだけでだましたくはありませんからね。



私の指導方針は、

技を見せ、

体感させ、

説明する、

これだけです。



武術は理屈に走ってはいけません。

結果は制圧する者とされる者、

自分を守れる者と守れない者、

とてもシンプルです。



理屈は後から。

動いて、動ける様にさせて、それらができないで稽古会に参加する人を納得させることはできません。

カリスマ性もない、話もうまくない、その様な私は証明し続けるしかありません。

説明はうまいに越したことはありませんが、もとより武術はビジネスでもないので、そんなものは必要ないでしょう。



若い格闘技選手、若いストリートダンサーたちは戦い続けています。

そんな戦い続けているたくさんの若者たちと接していると、自分をごまかしたり、なまけたりするのが恥ずかしいことと尚更強く思います。

一般稽古会を再開するに当たり、より自分に対して勝負していきたいと思っています。


そして、より多くの方が、年齢や体力などにあまり左右されずに、

“自分の身体”

に対して希望を持って頂けることを願います。

テーマ:空手 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~フリースタイル空手!!~

去る23日の日曜日、オリンピック記念青少年総合センターにて行われた、
フリースタイル空手の大会に行って参りました。

この新たなジャンルの格闘競技は、元極真空手チャンピオンの増田 章師範が理事長をされています。

従来のフルコンタクト空手のルールに、
つかみ、投げ、タックルなどが許されたもので、その攻撃のバリエーションの多さが楽しめる競技です。

そこに木田道場に参加してくれている総合格闘技の選手が参戦ということで応援、そして試合前のストレッチなどでサポートをしてまいりました。

彼は前回のこの大会で優勝、そして今回も危なげなく、優勝してくれました。

結果だけではなく、その試合運びがとてもよかったのです。

詳細はこちら“e-fight”↓↓↓
http://efight.jp/result-20140224_28498



総合の選手と言うだけで、タックルを警戒されます。

そこを逆手に取って、上段の回し蹴りや後ろ回し蹴りをきれいに決めたり、今度は蹴りを警戒したところにタックルをきれいに決めると言う、絵に描いた様な流れを見せてくれました。

そして、昨年の大会の時に比べ、構えが武道空手的にとだいぶ変化しており、落ち着いて無理しない、怪我しない、と言う本人の意思どおりの試合ができていたと感じました。


そして、ちょうどこの日は別の会場で、木田道場の別の総合選手もプロ同士の試合をしていたのでした。

彼はいつもどおり、試合後すぐに連絡をくれ、ダウンは2回取り、危なげなく運んだ試合だったけど、おしくも引き分けと言うことでした。

私からすれば、怪我なく終えれば御の字です。


フリースタイル空手の試合終了後は、夕方からまた別の総合選手やフルコンタクト空手選手らと稽古会でした。

彼らはどんどん上達しています。

私も、その彼らの上達に見合う様な進歩をしていなければなりません。

彼らを指導していると、一か月前、いや一週間前の私の指導が、ほんとにしょぼいな~と思われてしまいます。

なぜ、これをもっと早く教えてあげられなかったのだろう・・・

といつも思うのです。


と言うのも、私の指導、私の技術も彼らとの交流の中で、より明確に進歩できているからです。


武道空手の基本、技の原理などは変わるものではありません。

しかし、それをどう解釈し、どう伝えるかは、常に変化しています。
彼らにより分かりやすく伝えなければならないからです。


技術と言うものは、それが伝わらなければ意味がありません。

教えてもらった者が、再現できなければ意味がありません。

私は、難しい理屈や、比喩的な表現で、教えを受ける者をケムに巻くようなことが嫌いです。

なんのために教えるのか?
指導する自分の価値を上げるためか?

そんなはずはありません。

まして、現役の選手たちです。

実際に戦いに臨まなければならない彼らに対して指導すると言うことは、重大な責任があります。

彼らの技術を確実に向上させなければなりません。


今年に入ってから、1月、2月と月に2回ずつ稽古会を行い、また治療院においても休みを利用して、個別に指導をしています。

彼らの成長がかなり早くなってきているのに同調してか、私の指導方法も次々に更新され、そのたびにまた彼らの技が変わっています。

来月、再来月も皆それぞれに試合を控えています。

安全に怪我なくが私の一番望むところですが、もちろんいい結果が出ればよいですね。

今後も彼らと一緒に、私自身まだまだ向上していくのが楽しみです。

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~木田道場1月稽古会~

いやー楽しかった!!

昨日は木田道場稽古会。

いつもの現役選手らがフルメンバーで参加してくれました。

前回は12日の日曜日にもやっており、今日は今月2回目。

選手らも2月3月と試合が続く様なので、できるだけやっておきたいなと。




前回は4時間、今回は3時間のわくで行いましたが、楽しくてあっという間に終了。

みんなも初期の頃からだいぶ慣れて、私の言っていることにも脳疲労(?)を起こさなくなってきた様です。

また、自分で言ってしまうのは気が引けますが、武道空手の原理を体感させるエクササイズ的なシンプルな動作、これがかなり的確になってきた気がします。

選手たちの動きが、本当にすぐに変化するんですね。

もちろん、今ままでやらせてきたエクササイズがあったからと言うこともあるのですが。




今回、選手たちにやらせたエクササイズは


腰で全身を操作するエクササイズ


これ1つのみで、あとは各種の突きや蹴りの動作を動きやすくするため(武道空手の身体操作に沿って)、多少の操作のコツみたいなものをアドバイスするだけでした。




前拳や順突き、前蹴り、回し蹴り、それらの動きがより強く、速く、そして攻防一体のさばきが自然に伴うようになっていきます。


特に順突きは、突きを打つ方の手と同じ側の足を一歩踏み出しますので、自分の予想以上に距離が伸びます。


そのためか、選手たちは間合いの感覚を読み間違え、寸止めできず当ててしまったり、無理に止めようとして、腕に力が入ってしまったり。


それも最初の数回で、基本の原理を体感させるエクササイズを軽くやらせてから、再度順突きをさせると、すぐにコントロールできる様になりました。


相手に構えた状態で、前に立ってもらい、それに対し突きや蹴りを放ち、寸止めさせる練習です。


ミットやバッグも結構なのですが、動かないものに対して、常に同じ様な感覚で寸止めができると、本当の意味でのボディコントロールが身に付きます。


止まった相手に技を寸止めで繰り返すと言う、いかにも伝統空手ならではの稽古法や、昔ながらの鍛錬具である

“巻きワラ”
や 
“砂袋”

など止まったものを正確に突く、また強力に突く、最大の加速力で突くなどするのは、本当の意味で武術的身体操作を獲得するための優れた稽古法であります。



対人で各種の技の寸止め練習で、選手のみんなはかなり感覚をつかんだ様です。


武道空手の核心である、脱力して重力による加速度をフルに利用する、


“鞭身”

長距離を移動する、その場でより早い反応と動きの途中変更を可能にする、

“浮身”

そして動きながらも体軸(動的な)をキープし、最大限に強力な威力を発揮させる為の


“正中線”

これらの武道空手の原理が、全て含まれた動きになっています。




私の考え方は、基本技術を学ぶ前には当然、


“基本的な体力”(一定の筋力や柔軟性)

があって、次に武術的身体操作を可能とする


“シンプルな基本操作”(脱力して全身が連動する、体軸が維持されている)

があった上でのことだと思っています。


つまり、空手などそのジャンルごとの基本動作以前に、人体の基本的な自然な動作を学びなおさなければいけないのです。

そして、それは武術にとどまらず、他のスポーツやダンス、そして介護予防など医学の分野でも威力を発揮します。

それは自分が実践し続けていく中で実感しております。



他分野への好影響は置いておくとして、武術、格闘技としての価値は?


それは組手やスパーリングなどせずとも、そうした未体験の技の感覚を味あわせてあげれば、現役選手たちはすぐに理解します。


たまに軽い組手くらいはしますが、時間の関係で、武道空手の基本を叩き込むことに集中しています。

常に直接打撃を加えると言う競技をしている選手たちですから、技の効用は武道空手の基本をやらせるとすぐに理解します。



“どうすればより速く攻撃できるのか?”


“どうすれば動きの中でいいタイミングで攻撃できるのか?”


“どうすれば相手の反撃を捌いて攻撃できるのか?”



そんなことを常に考え、かつ練習している者たちですから、自分がどう動けばそれらが可能になるか、を体で分かっています。

やたらと技のラリーをする様な、自由組手やスパーリングは、かえって悪いクセを付けます。

ある程度、きちんとした基本技術を身に付けた上で、それらを試すと言うしっかりとした目的がなければなりません。


いつも稽古会のたびに選手らから、ジムでの練習や試合での動きで、こんなことができる様になった、この技がバンバン決まりました、などと言う話を聞きます。


みんな若いので、これからの活躍が楽しみです。


それといつも思っていることですが、私が武道空手の技術を現実に再現させることに重きを置いている理由は、


“選手らに余計なケガをさせたくないから”

です。


正しい技は体への負担が少なく、選手寿命も延びます。

そして戦いの中で、相手からケガさせられることも確率として減りますので、普段の練習から試合まで、体の消耗度を最小限に近い状態にしてあげられると思っています。


私自身が直接打撃制の格闘技のプロ選手までなり、その後も伝統空手を続けている中で、たくさんのケガや故障に悩まされた結果、そういう考えにいたりました。


そして、選手たちにも話したのですが、


“武術とは機能的であること”


を求めると言うことです。


当たり前の様ですが、機能的であると言うことは、日常生活が快適に送れているかと言うことで、


朝起きて、仕事をして、運動をして、友人や家族との交流もこなして・・・・・


などと、普段の生活にはいろんな状況があり、その中で一日分のエネルギーを消費していく訳です。


それらの活動の中で、疲労感を感じる時が多ければ、その人の心身は機能的な状態ではありません。


私自身、仕事を中心とした毎日の活動の中で、それを一番重視しています。


格闘技やストリートダンスなどの特殊な技術を持っていても、普段の生活の中で疲労感を覚えることが多いのであれば、練習よりも


“コンディショニング”


をメインにすえた生活スタイルを確立すべきでしょう。


実際、私はそうしております。


自分で考えた、より効果的なストレッチやボディコントロールを得る為の様々なエクササイズ、武道空手の稽古よりも何よりもそれを優先して行う様にしております。

日常生活が快適であれば、格闘技やダンスなどの特殊技術もさらにやりやすいものとなるでしょう。

これはよりハードで複雑な技術をより多くこなし、また疲労も抜けにくくなってくる年齢にさしかかってくるであろう、上級者にこそ言えることであります。


ほとんどの方が仕事を持ちながら、それらのライフワークに取り組んでおられるでしょうし、コンディショニングの必要性はどんどん高まってくるでしょう。


ビギナーや若い内はがむしゃらが一番ですが、そういった上級者や年齢がそれなりの方、社会的立場の優先度が高く仕事メインの方、そうした方こそそうであって欲しいと思います。


武道空手研究会では、20代前半からの若い現役格闘技選手らにすでにそうしたことをしておりますが、もうプロともなれば尋常ではない練習の量と過酷さです。

私もそうでしたが、格闘技は10代から始めていると、20代前半と言う若さでも、相当体に疲労が蓄積したり、慢性の故障を抱えています。

それらを軽減させながら、さらに高度な技術を獲得させると言うことを目標に、今年も武道空手研究会を進めていきたいと思います。

【武道空手 身体操作】~2013木田道場稽古納め~

先日の12月12日の木曜、私の定休を利用して木田道場の稽古納めをしました。

今日は1名の選手が参加できませんでしたが、その他は全員集合と言うことで充実した稽古納めとなりました。

稽古の流れは、いつも基本的な突き蹴りを出してもらい、その速度や威力、また本人が体感する出し易さなどを確認してもらいます。

その後、各自の欠点を改善する為のシンプルなエクササイズを行ってもらいながら、基本技を繰り返します。

そしてだんだんと応用技に進み、最後に対人での対応に活かす応用法となります。



さすがフルコンタクト空手や総合格闘技の現役選手たちですから、ある程度こなすと体に馴染んでまいります。

このやり方で皆、1年~4年くらいはついてきてくれているので、武道空手の技術のなんたるかをだいぶ理解してくれてきた様です。

しかし、基本的な技術をより正確に覚えないと、何か問題に突き当たった時に、細かい部分に目がいってしまい、その場限りの対応策ばかり考える様になってしまいます。

より根本的な身体操作をしっかり身に付ければ、目先のことではなく、どの様な相手、どの様な状況でも、それを基本にして考えられるので、やるべきことがシンプルになってまいります。

武道空手で言えば、より脱力して、より自分の体重が活かせる様にすること。

また、重さだけではなく、自分の両足を同時に浮かせながら移動する身体操作(本物のすり足)ができなくてはなりません。

床を意識的に蹴ることなく、重心移動と、素早い身体の“抜き”(一瞬力を抜いて一気に落下する様な操作)を、移動する、攻撃する、などの動作と一致して行わなければなりません。


それを可能にするには、やはり基本の形を綺麗に覚えること!

これに尽きます。

そんなわけで、もうみんなある程度のレベルまで基本的な身体操作を覚えたので、今後は本来の空手らしい稽古に切り替えていこうと思ったのです。


始めはストレッチ。

これはストリートダンサーや主婦の体操教室でも採用しているものを、そのまま行っています。

人間の基本的な構造からくる、基本的なコリを取るストレッチを、体の要所要所で行います。

立つ、座る、歩くなど、二足歩行で生活していると必ず固まってしまう部分を動ける様にしてあげること。

怪我予防や健康の為にも、これは日々日々やらなければなりません。

体の要所を的確にほぐせば、自ずと武道空手の動きも行いやすくなります。

武術の身体操作は、ごく自然なものですから当然というわけですね。


そして、ごく当たり前の

その場正面の“正拳突き”
から、

正面の“突きから前蹴り”
を行いました。


この時点で、自分の蹴りの出し易さや伸び、加速度や重さ、などを感じている様です。

私も動作が良くなれば見てすぐに分かりますから、その時点でミットを打たせたり、自分が前に立って実際に攻撃させてみます。

その時、選手本人たちも動きの質ががらっと変化していることを感じるととても楽しそうな顏になります。

ある程度、実戦的な動きから身体操作の改善を行ってきましたから、今度は綺麗に基本を行うことにより、さらに実戦での動きが変わると言う確信を持って稽古をしてくれている様です。


いつ見ても思うことですが、近代の競技格闘技の選手たちがまじめに、いかにも空手らしい基本動作に真面目に取り組んでいる姿が、いい意味で面白いなあ~と言う感じです。

こんな光景が見られるのは、今でも少し信じられないくらいの気持ちです。

ありがたいことです。

そして、徐々に移動しながらの基本、そして対人、実戦での動作と進み、稽古を終えました。

本当に空手っぽい稽古内容となりましたが、それでいて実戦への効果を確認できている為、皆充実した稽古になった様です。




その後は以前にも行った地元の魚料理の美味しい居酒屋で納会と言うことに。

木田道場祝勝会2013091203
木田道場祝勝会20130912


私もあまりお酒は飲まないので、みんなジュースで乾杯、健康的に魚料理を頂きました。


22日(日)には参加者のS君所属の総合格闘技ジムにて、今年最後の練習会にお呼ばれしています。

この日はちょうど、S君と同ジムのK君が柔術のトーナメント、別のジム所属のKT君が総合格闘技での試合を控えております。

当日はS君と練習納めをしながら朗報を待つといたしましょう。

今年もまだ残っておりますが、来年もさらに武道空手の技術を覚えていってもらうために頑張りたいです。


昨日はブレイクダンスバトルのサポートに行ってまいりましたが、年末はダンスイベントが多いですね。

今日もこれから地元江戸川区のブレイクダンスバトルのイベントサポートに行ってまいります。

今日も怪我人が出ず、楽しく終了してくれることを願います。

テーマ:空手 - ジャンル:スポーツ

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