武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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イギリス滞在5日目〜ビデオ撮影会〜

早いもので、イギリス滞在最終日となりました。
時差ボケ疲れも無くなってきましたので、だいぶ早く起床しました。
宗家も起きておられたので、また私が紅茶を入れ、宗家から色々な話を伺いながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。

武道の話し、ユングの心理学と西田哲学からの無意識の話し、東洋哲学の話し、人生観などなど。
弟子としては、本当にぜいたくな時間でありました。

「だいぶ疲れも溜まっているでしょう。」
との坂神先生のおはからいで、今朝は10時半にお迎えに来て頂く事に。

昨日訪れたバーミンガムの町のショッピングセンターで朝食です。
宗家も滞在2週間ほどになるので、年齢的にも(失礼)さすがに食べ疲れのご様子。
簡単にコーヒーだけでも、との御希望でした。
私はまだ5日目でしたので平気でありましたが、甘党の私はイギリスのケーキや菓子パンみたいなものに是非トライしたいと思っていましたので、私としては「狙い通り」です。
行く先はコーヒーショップ、必ずやスイーツがあるはず(フフフ)。

と言う訳で今朝のブレックファストです。

(菓子パンみたいケーキみたいな。私のはチェリー、宗家のはアップルが乗っております。仲良く半分こいたしました)

朝食の間、武道空手セミナーハンドブックの書籍化についての話がすすんでおりました。
結果は前回の報告でお伝えしたとおりです。
そんな話しが盛り上がっていたのですが、けしからん事に、私はとなりのピーター先生が食べていた「スコーン」だと思われるものに釘付けになっておりました。
大きめのものが2つ。
それを上手に割って、バターとジャムをたっぷりはさんで食べておられました。
あれも食べたいなぁ。うわぁおいしそうに食べてるなぁ。

その話しが一区切りついたところで、さぁこの後どうしましょうと言う事になり、ピーター先生の
「武道空手の鍛錬法を、もう少しビデオをとらせて欲しいのですが。」
との申し出により、撮影をする事に。

さて場所をどうしようかと言う事で、坂神先生とピーター先生がプライベートでよく行かれるスポーツジムに決定しました。

(ジムがある町。ピーター先生が「DOWN TOWN.」と言われてました)

(この建物の2階です)

(1階の入り口です)

このジムには、ランニングマシーンや自転車こぎ(エアロバイクって言うんですか?)などが数台あり、様々なトレーニングマシン、奥にはサンドバッグが5〜6本吊ってあり、ひょうたん型のアッパーやフックが打ちやすそうな重みのあるバッグが何本かありました。
丸みのある短いバッグがピーター先生のお気に入りだそうです。
私も一番よさそうだなぁと思っていたものと一致。

ピーター先生の空手の生徒には、総合格闘技の選手などもいたりして(このジムの玄関に、その選手がとある総合格闘技大会で優勝した時の写真がありました)、ジャンルを超えて「いいものはいい」と何でも貪欲に取り入れる姿勢が海外には強いのかなぁ、と思いました。
実際に、セミナーにも見たからにフルコンタクト系の空手選手も参加していました。

ピーター先生は肉体鍛錬にも非常に関心が高く、最近は知る人も多くなったロシアの伝統鍛錬具の「ケトルベル」が好きとの事で、私も空手の伝統鍛錬具(チーシ、握りガメなど)と共にケトルベルも好きだと言ったら、そのやり方も是非ビデオに撮らせてくれ、との事でした。

平日の昼過ぎなので、ジム内には我々4人の他に、2名の利用者がいるのみ。
ジムの奥にある小さな白塗りの部屋を使わせて頂く事に。

(後ろのカウンターにいる、受付の女性がとても気さくな方でした)

部屋を片付けて撮影準備。

部屋の片隅で道着に着替え、私がモデルをさせて頂き、撮影開始。
合間に宗家の解説が入ります。
撮影した内容は、武道空手の理を修得するための宗家が独自に考案された動きです。

内容は以下のとおり。
・正中線スクワット:正中線を維持したままゆっくりと上下する。自然体や四股立ち、縦セイシャン立ち、猫足立ちなどで。
・壁押し:受動筋力養成。順突き、逆突き、足刀、縦の回し蹴りなどの形で拳、足で壁を一瞬強く押します。突き、蹴りをした瞬間の衝撃に耐えうる剛体化させる筋力を養成します。
・膝をついた状態で順突き:膝ですべり前進します。腰から出る感覚をつかみます。先発イギリス隊で参加した宮路くんが得意です。
その他、いろいろ。

ピーター先生がジムに設置した携帯巻きわらを利用して、全力で突き込む“順突き”と“短打”を撮影、重いサンドバッグで腰の切り戻しを強調した“裏拳”と“背刀”で短打を行いました。

特に巻きわらに行った短打では、その場で宗家から手直しを頂き、また更に要領をつかむ事ができました。
「さっきのは、良かったよ。」
とのお言葉を頂戴できました。
自分でも、一点の御指導でかなり変われた感触はありました。
やみくもに物をたたく稽古は、かえって力みや押してしまうクセが付いてしまいますが、物に当ててでしか得られない感触があり、上手にやれば必須の鍛錬法と言えるかと思います。

その後ピーター先生のご希望で、ケトルベルの動きのパターンを撮影しました。
これは自分が独自にやっているもので、セイシャンなどの空手の形の動きをそのまま活かしたものです。
私の経験では、各関節の連動と協調性、深層筋群の強化に大変有効であると思います。

その他、宗家が作られた鍛錬法からさらに自分が分化させて作ったものなどをご紹介しました。
坂神先生、ピーター先生お二方の先生に少しでもご参考になれば幸いです。

なんだか、今回の撮影会の後、更に武道に関する話が盛り上がった感じです。

撮影も終わり、再びバーミンガムの町へ。
いよいよ最後の晩餐です。
夕食を頂いたのは、広東系の中華レストラン。支店がいくつもあって有名なところだそうです。
ここでも様々なものを注文して頂きました。

帰り際、坂神先生がこの店のオーナーと話し込まれておりました。
坂神先生とオーナーはもう20年以上のお付き合いだとか。
先生がイギリスに来た当時、そのオーナーは一介のシェフであったそうです。
単身イギリスに来て空手の指導を長年してこられた歴史を感じさせる場面でした。

海外で日本文化を広めようとするには、並々ならぬご苦労があった事でしょう。
その事に想いを馳せてみて、非常に感慨深いものがありました。

いよいよお別れの時が近づいて参りました。
17時半過ぎに空港に到着。19:45分の出発です。


(ピーター先生の方が私より若く見えます。しわが少なくハリのあるお肌はやはり肉をたくさん食べるからでしょうか。とても20才上とは思えません)

名残惜しいですが、ここでお別れです。
お二方と再開を約束し、ゲートの中へ。

ほとんどイギリス・ポンドを使わなかったので、一度は使ってみようと、お菓子の自動販売機に挑戦。
ナッツとブルーベリーの入ったチョコレートバーを購入。
おいしかったので、もう1本買い宗家へ。自分の分ももう1本買いました。

帰りも同じ経路でフランスで一度乗り換え、その後は11時間ちょっとかけて成田へ。
いやぁ、長かったですねぇ宗家。
本当にお疲れ様でした。

やっと成田に到着したのが19時頃。
荷物を受け取りに待っていたところ、ん、道場生のMちゃんから私の携帯に着信あり。折り返してみると、
「今、成田にきてるんですけど!」
とMちゃんの明るい声が。
「えっ!迎えに来てくれたの!」
そうです、長旅でお疲れの宗家をご自宅まで送る為、横浜からわざわざ来てくれていたのです。

「Hさんも来るって言ってましたよ。」
なんと埼玉在住のH君もお迎えに。
二人ともイギリスの先発隊でしたから、宗家のお疲れが気になっていたのでしょう。

その後、自分は帰途が同方向のH君と、途中まで一緒に帰りました。
電車の中でイギリスの事や今後の展望などについて語り合いました。
お二人とも遠いところから本当にご苦労様でした。

今回の訪英で手に入れたもの。
坂神先生とピーター先生、それに参加者の皆さんとの御縁。
宗家と寝食を御一緒し、過ごせた数日間。普段の稽古では得られない濃密な発見が多々ありました。
それとうわさよりもおいしかったイギリスの食事(最後にそれか・・・)。

来年の春先にはイギリスから、柳川道場目指して来る方もいるらしいとの事。
武道空手のハンドブック書籍化も含め、どんどん海外との関係が濃くなっていきそうです。
私も恥ずかしくない様に精進いたします。

あっ!
楽しみにしていたバーミンガム空港の自販機で買ったチョコレートバー、風呂からあがったら娘と嫁が食っている!!
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イギリス滞在4日目〜高柳くん帰国〜

先ほど宗家からお電話を頂き、また1時間ほど喋ってしまいました。

イギリスでの話しと今後の展望など、また私の細かな質問の連続に答えて頂いておりました。
宗家、ありがとうございます。

さて、それでは以下イギリスの3日目レポートです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本日は朝五時半くらいに目覚めました。
昨晩は12時位の就寝でしたが、高柳くんが朝の便で帰国するので早めに起きました。

6時半に坂神先生が迎えに来て下さり、空港まで送って頂く事に。
バーミンガムのこちらの宿からは、空港まで車で20〜30分ほどです。

宿の玄関前で、高柳くんとお別れです。
お疲れ様でした。
また道場で。

その後部屋に戻り、シャワーを浴びて荷物をまとめて宗家の部屋へ。
宿は一部屋にベッドが二台あり、二人泊まれる様になっているので、宗家のお部屋に移動です。

宗家には今まで幾度と無く、一対一で様々なお話しを伺ってきましたが、この様に同じ部屋で二人きりで、武道やその他のお話しを伺えるのは、感慨深いものです。自分にとっては父親の様な存在にも感じられ、その様に感じさせる宗家の広いお心に感謝の念が湧いてきます。

部屋のポットで湯を沸かし、備え付けの紅茶を入れて、しばらく宗家とお話しをさせて頂きました。
う〜ん、忙しい日本では有り得ない状況に感激しておりました。

9時半ころに坂神先生がお迎えに来てくださり、今朝はバーミンガムの街中へ朝食に連れて行って下さいました。


(バーミンガムの街中です。ショッピングセンターの間に、なんだかとても伝統的な建物が見えます)

(街中の宗家と坂神先生。写真では人通りが少ない様ですが、月曜だと言うのにかなり多い人出でした)

そしてとあるショピングセンターの中のフードコートって言うんですか、フロアー全体に飲食店が並んでいて、そこで購入して真ん中のテーブルで食べるところに到着です。

「何にします。」と坂神先生。
いつもお気遣いありがとうございます。
色々と物色した後、ラザニアを注文しました。


(見て下さい。グフフ。おいしそうでしょう。このコールスローサラダがまたおいしかったのです。日本の某ファーストフードのものは”みじん切り”ですが、ながい千切りなのです。トンカツの付け合せみたいに。いや、本当においしいコールスローでした。付け合せはガーリックトーストです。ガーリックだけでなく、ハーブ、多分ローズマリーの香りがして、これまた良かったです)

そして同じフロアーのとなりの本屋へ。
見た事もない、飛び出す絵本があったので、海賊船のものを購入。
なんとこれまで、坂神先生に買って頂いてしまいました。
日本に来られた際には、最高級のおもてなしをしなければ。

それから宿の部屋に戻り、間もなくピーター先生が合流。
その後、ずっと宿の部屋にてベッドを横にずらして、イギリスの先生お二方の質問に宗家が実技を交えて答えていく様を拝見し、自分にとっても興味深いお話しがたくさん飛び出し、大変刺激になりました。

お二方とも武道に対しての熱意が非常に高く、自分が60歳近くなった時、果たしてこんなに元気だろうか、と思ってしまいました。
話しは過去の武道家の逸話にまでおよび、終わる様子が無いまま、日が暮れました。

他ではあまり聞けない様な、技、術、芸(戦略、総合的な感性)の話が盛りだくさんでした。
今まで知っていたと思っていた事の間違いなども再確認。


夕方になり、またもや夕食へ。
今夜は車で20分位の地元では有名な中華バイキングです。
写真は撮るのにキリが無いので、あきらめひたすら食べました。
しかし、ピーター先生はお歳の割りに(大変失礼ですが)食欲旺盛です。
肉類がお好きでもくもくと食べ続けます。
もう終わりかな、と思ったらまたおかわりへ。

食事の間、話されていたのは、今回の武道空手セミナーの教科書をそのまま書籍化すると言う事です。
坂神先生もピーター先生もイギリス以外の英語圏の国に対し、人脈があるとの事で、ゆくゆくは広く販売してみたいと言う事でした。
(先ほど宗家と電話でお話ししたところ、まずはセミナー参加者、関係者に向けて数百部出版の予定のめどがたった様です)

(中華レストランの駐車場横にあった酒屋。看板にある「DRINKERS PARADISE」って”のんべえ天国”って事ですか!?すごいネーミングです)

今晩は疲れも溜まってきた頃なので、早めに寝ましょうと言う事で、食後宿に送って頂き、早々に寝る事に。
坂神先生、ピーター先生もお疲れの様に見えました。
本当に毎日お手を煩わせすみません。

明日は最後の日です。
飛行機の搭乗が19:00頃ですので、まだ時間があります。
明日は何をする予定でしょうか。

まぁまた技術談義にはなろうと思います。
では、お休みなさい。
(部屋で飲むミルクティーも結構いけるなぁ)

イギリス滞在3日目・セミナー2日目

前の晩のディナーは最高でした。
レストランから宿へ帰る15分位の間、爆睡していた様でした。
やはり初日の旅疲れが濃くあったのでしょう。

今朝はその分、よく寝たせいか割と自然に目覚めました。
さて、気になる朝食です。

昨日は一般的(大盛りですが)なメニューを頂いたので、今日は是非とも「パンケーキ」が食べたかったので、パンケーキとついでにオムレツも頼んでしまいました。


パンケーキはおいしかったですが、オムレツは想像していたものと違い、一言で言えば
「シンプル過ぎる・・・。」
溶きたまごを丸い形に焼いて、二つ折りにしただけです。
焼き加減も半熟みたいな芸当は無し、固めです(悔)。
下味も何も付いていませんし、具材も何も入ってません。

でもやはりパンケーキはおいしかったです!
高柳くんと一枚ずつ平らげました。
セミナーがなかったら、パンケーキだけ腹いっぱい食いたかったなぁ。

さて、朝食が済んで体育館に向かいます。
本日の参加者は昨日より、10人弱少ない様です。

今日のメニューは、主に「形」と「組手」。
形は「ナイハンチ」、「平安二段」、「平安五段」、「平安三段」からの抜粋です。
主に、腰の切り戻しをナイハンチと平安三段から。
正中線上の移動を平安二段、平安五段は前手突きによる「短打」です。



次に、逆突きと順突きにて、腰の切り戻しと上肢への鞭身のつなぎ方などをやって休憩です。
休憩の間に、高柳くんを相手にたてて、私が棒とヌンチャクを使った、武道空手の体捌き(転体)、手捌き(転技)の武器への展開を二三手お見せした後、宗家が得意とされていた「片手三連打」をご披露しました(その場で宗家に手直しされてしまいましたが、大変勉強になりました)。

その後、宗家が「無刀捕り」を披露。
私が木剣を持って「面」、「胴」、「袈裟」を斬っていったのに対し、宗家がキャッチ、私はまた床に叩きつけられました(痛い)。

そして「組手編」です。
実際には、組手で使える応用技の指導です。
「流し突き」と「流し蹴り」、それに「スライディング・キック」です。

受講者の皆さんのところを回りながら、アドバイスさせて頂きました。
一人、高校生くらいのケンカっ早そうなイキのいい子が熱心にやっておりました。
熱心さゆえ、こちらも指導に熱が入りましたが、イギリスの人はマジメと言うか、結構おとなしい感じの人が多いのですかね、皆一様にリアクションが小さいんです。

その少年に私が相手役になり、
「打ってきていいよ。」
と言っても、ちょっとまごまごしているので、
「カァモ〜〜ン。」
とアメリカンチックに言ったらニヤニヤしておりました。

ヘンな日本人だと思ったに違いありません。
ちょっとでもアドバイスすると、直立になりお辞儀して
「HI! SENSEI!!」
なんて言う様なマジメガイですから。

そして
「バシッ!!!」
私の胸に強打を放ってきたのです。
「なんだよオメェ、ツエエじゃんかよ〜。」
打たれた胸を押さえながらホントに日本語で喋ったら、ニコニコ顔で打ち解けた感じがしました。

とにかく「鞭身」や「正中線のしなり」に必要なリラックスと、「腰から出る」と言う事を感じてもらう為に、体にバシバシさわりまくりました。
背中が硬く、拳も握り込み過ぎ、太ももや膝もガチガチに力んでいる人がホントに多かったですね。

スキンシップがあるとなんだか打ち解けていくのも早かった感じです。
よし、彼らが日本に来る事があれば、こんな感じでアドバイスしてあげよう!

柳川道場には、毎年イギリスやスペイン、ブラジルなどからの留学生が必ずやってきます。そして、その大半は道場に寝袋で泊まり込み、稽古をしていきます(道場の寝袋は二つとも私のお古です。7〜8年前はよく泊まってましたぁ)。

最後に少しだけ宗家がお話しとデモンストレーションを行いました。
歩きながら相手の攻めを流すものと「ハンマーパンチ」です。
特に「ハンマーパンチ」は宗家の小さい体からだされるマキシマムの加速度と、当たった時の衝撃力を間近に感じてもらえたと思います。

もちろん、ミットで受けていたのは私(涙)。
久しぶりに受けましたが、上から下に弧を描いて打ち下ろされる破壊力は衰えを知りませんね。
特に当たってから更に膝を抜いて「沈身」をかけて加速しますので、その体の操作のタイミングが絶妙ですと、衝撃力は衰えないものですね。

最後に少し質問コーナーを設け、その後は全員での記念撮影です。
その後もまたしても「サイン会」でした。

イキのいい高校生位の彼には、帰りぎわに日本てぬぐいをあげてきました。
「斬心明鏡」(ざんしんめいきょう)
とデカデカと四文字で書かれたその手ぬぐいを見て
「エクセレント!!」
とか言って喜んでもらえた様です。
少しでもはげみになって、空手がんばってくれればいいなぁ(使ってから洗ってないクシャクシャのてぬぐいでしたが。今度会えたら安全第一タオルをあげよう!)。

今日は急いで帰らなければなりません。
250km離れたバーミンガムの宿(勿論トラベロッジ!)まで戻らなければなりませんので。
と言うのも、翌朝の便で早々に高柳くんが帰国する為、空港近くまで戻っておかないといけないからです。

バーミンガムへ向かう途中で、ディナーです!!
今日はドライブインにある簡単なファミレスみたいなところで済ませます。
朝食をとった店との支店でした。

車をおりた時は雪。
セミナーに行く前に、ちょっと冷えこんできたかなぁと思っていたら、ピーター先生が
空を指差しながら、
「〇$★ж△#$$ SNOW。」
みたいな事を言われていたので、雪になりそうなんだなぁと思いました。


さて本日のビッグイベントであるディナーのメニューは、イギリスに来たなら一度は食うべし!食うべし!!食うべし!!!と思っていた「フィッシュ&チップス」です。
高柳くんとピーター先生は「シェフズ グリル」と言う盛り合わせ、坂神先生はチキンがメインの盛り合わせ、宗家もフィッシュ&チップスです。

(ご存知フィッシュ&チップス!!)

(高柳くんご注文、シェフズグリル)

(坂神先生ご注文のチキンとサラダ)

今回のパンは日本のものと変わらぬ食パン風でした。
魚フライはおいしかったので、まぁまぁでしょうか。
しかし、今日は坂神先生のおすすめで、デザートにパンケーキを取る事にしました!!
本当は高柳くんと「あとで絶対食おうぜ、あのパンケーキ・・。」
とたくらんでいたのでした。
なんせ、朝食の時のお店と一緒ですから、メニュー見て二人して
「これ、うまそうだよねぇぇ。」
と言ってたんです。

(皮の部分はパンケーキと言うより、においも味も“薄く焼いたお好み焼き”です)

(でも、ほら!見て下さい!中にはこんなにチェリーとアップルのソースがたっぷり!上に見えますかね?付け合せのアイスです)

狙いどおりのパンケーキをおいしいミルクティーと完食し、私たち幸せでした(木田&高柳)!!

その後、車でゆられて約1時間半。
やっと宿に到着し、坂神先生とピーター先生はご自宅へ。
お二人ともここから車で20〜30分だそうです。

宗家の背中を少しマッサージしてから、お休みタイムです。
明日は早いですね、高柳くん。
仕事があるからってすぐ帰国するなんて、責任感の強い人ですね。
いやぁ、ハードなスケジュールだと思います。
滞在2日の時差ボケ連打で、かなりきいた状態で仕事に入るんでしょうからね。

それにもまして、坂神先生とピーター先生は我々の接待でかなりお疲れの事だと思います。
日本に来られたら、きちんとお返ししないと。

では、そろそろお休みなさい。

英国ディナー初体験!!

今回のセミナーとは直接関係はありませんが、私の個人的な趣味で、イギリスの食べ物についてのレポートもさせて頂きたいと思います。

私はどんな店に入っても、メニューがあればずっと見ている様なところがあり、胃が弱く現在は少食なクセに、食い意地が張っています。
でも海外に行った時は、結構食べられちゃうんですよね。雰囲気で。
小学4年生まで肥満児だったので、そう言った思考回路がいまだに残っているのだと思います。

夕方の五時半にセミナーが終了し、その後一緒に写真を撮って欲しいと言う希望者がたくさんで、ちょっとした撮影会になってしまいました。
また、皆小さい手帳みたいなノートを持ってきて、アドレス欄の様なところに
「ナマエ カイテ クダサイ。」
みたいな事を言われ、とりあえず宗家も高柳くんも私も、しばらく床に座りひたすら名前を書き続けました。これってサイン会?

私は後々、他の日本人に見られて「下手くそな字だなぁ」と思われると情けないので、下手なりにちょっとでも綺麗に書こうと必死でした。
先発ヘルプ隊の代表、宮路くんにも撮影会&サイン会になるとは聞いていましたが・・・。

さて、着替えを済ませ、いったん宿へ戻ります。
宿は会場から15分ほどで、バーミンガムで泊まった宿の支店です。
「Travelodge」(トラベロッジ?)と言うトラベルとロッジの合体ネーミングです。
なんだかドラえもんに出てくる秘密道具みたいなネーミングですね。
1度ドラえもん風に「トラベロッジー。」と言って頂ければご理解できるかと思います。

坂神先生が「今日は夕食何にしますか?先生(宗家)はもうほとんど食べつくしてしまったので、木田さんと高柳さんの希望で、英国式のやつか、それとも・・・」
と言われた際、間髪を入れず
「あっ、英国式でお願いします!」
とお願いしました。
となりにいる重戦車の高柳くんも勿論、異存はありません。


(トラベロッジの前にて)

そんな訳で伝統式の英国レストランに向かいました。
やはり、古いレンガと木の味わい深い作りの建物で、期待が高まります。

(周りが野原ばかりのところに突然現れた英国式レストラン。地元でも味が良くて評判だそうです)

入ってみますとまず正面にバーのカウンターがあり、頼んだ飲み物を飲みながら待つ事ができます。
私たちは六時半頃到着したので、まだ空席の方が多い様でした。

店内には、私の大好きな60年代を中心としたソウルミュージックのスローナンバーが静かに流れており、辺りは暖炉の火みたいな色の照明で、個人的に超盛り上がっておりました。サイコーです。

まずは、飲み物を注文。
ピーター先生がビールを頼んだ以外は、皆ソフトドリンク。
宗家と坂神先生は、クランベリーとブドウのミックスジュース。私と高柳くんは炭酸のきいたアップルジュース。
セミナー後でしたし、おいしかったので2杯飲んでしまいました。

次に前菜を注文。
色々ありましたが、スープを注文。
「野菜のクリーム・スープ」と「たまねぎのコンソメ・スープ」2種類の中からピーター先生はコンソメ、他の皆はクリームスープを注文しました。
細かーく刻んだ野菜がたくさん入ってます。

しかし、器が大きくて底深で、なんだかスープだけでお腹いっぱいになりそうです。
それにしても付け合せのパンがおいしかったです。
薄い茶色のややもちっとした感じで、味があるパンでバターがとても良く合いました。
勿論、そのままでもとてもイケてます。

(横からの写真だったら器の底深が分かるのですが。とにかく大きさそのものが日本のファミレス辺りでは、あまり見ないなと言う感じの器です)

やっぱりスープと2杯のジュースで腹がいっぱいになりかけ、
「ヤバイ。」
と思ったところで、メインが到着。
またしても、でかい皿に盛り付けられた料理に唖然。

宗家はパスタを注文。
鶏肉とペンネのトマト味でしたが、鶏肉の量が多かったのに驚きでした。これまた底深の器。
私はピーター先生と同じもの、牛肉の煮込みとパイの付け合せ、そしてフレンチフライ。こちらではフレンチフライのポテトをチップスって言うんですね。
「フィッシュ&チップス」が有名ですからね。

(ポテトの1本が極太で長いです。相当大柄ないもだったのだろうなと思ってしまいます) 

(宗家ご注文のパスタ。上に乗っている白いのはモッツァレラチーズです)

高柳くんは、白身魚の焼いた(?)もの。彼の手の平と比べても大きいですね(私も高柳くんも手はだいぶでかい方です)。
横から見ても肉厚です。
彼のつけ合わせポテトは「ジャケット」と呼ばれる、オーブンで丸ごと焼いたもの。
ジャケットが脱げるみたいに皮がはがれるからかなぁ、と想像してしまいました。


坂神先生は高柳くんと同じメニューでも付け合せポテトは「ニュー・ポテト」と呼ばれるもので、ゆでたポテトをつぶしたものです。
マッシュポテトほど原型が崩れた感じではないですが、少しつぶれた感じでした。

メイン料理にポテトを付け合せるのは常識らしく、上記の3種類のポテトが通常だそうです。

後日「FAT JACKET」と言うジャケットポテトに様々なソースをかけたファストフード店を町でよく見かけました。
ペプシコーラとのセットメニューなんかがありました。
店名からして太りそうだなぁ。
イギリスの子供だったら、食い意地の張った私は今頃、糖尿病になっていたかも。

宗家は日ごろ「大食いすると感性が鈍る。」と言われているのに、なんともお恥ずかしい話題です。
ですが、「若い時は動く量も多いんだから、それなりに食わなきゃだめだけどね。」とも言われていたので、まいっか。

高柳くんも私も、味が良かったので完食!

この後もフード・レポートは続きます!!

イギリス2日目・セミナー初日

朝8時起床。
部屋のシャワーを浴びて、目を覚まします。
しかし、このシャワー、冷たい水の方の蛇口を全開にしても、かなり熱いお湯が出続けています。

頭を洗うのにちょっと浴びては「あち〜!」と引き、またちょっと浴びては引くの繰り返しで、時間がかかりました。
後で宗家にお聞きしたところ、他の部屋も同様である事が判明しました。
う〜んアバウトです。

坂神先生とピーター先生が車で迎えに来て下さり、いざ出発です。

(出発前の宿の前にて。宗家と高柳くん。背景の茶色い建物がステキです。幼少時に見た絵本に出てくる様な雰囲気の家ばかりです。木とレンガの古い作りが伝統を大切にしているなぁと感じます)

移動の途中、走る道は全て高速道路みたいな感じです。
料金ゲートは無く、一般道なのだけれど信号はほとんど無く、3〜4車線の道が続きます。
周りの景色は広い牧場がずっと続きます。牛や羊の群れが見えます。

道路の途中、たま−にしかないドライブインで朝食をとる事になりました。

(ドライブインの売店&レストランの建物前にて。坂神先生、宗家、私)

(入り口にあったキャンディ売り場にて。色があざやかです。他にも甘い物は充実した品揃えで、チョコの種類が多いのにはオドロキでした。ナッツやドライフルーツが入ったものなど、甘党の私は感激です。でもこんなのばかりじゃ太りそうだぁ)

さっそくイギリス式の朝食にトライする事に。
入った店は、ドライブインなどによくあるチェーン店だそうです。
たちこめるベーコンのこげる香りが食欲をそそります。
宗家は少食なので、どの店に入ってもとにかく一番量の少ないものを注文される事がほとんどです。
ピーター先生と私と高柳くんは、朝食の中で一番量の多いものを注文しました。

ピーター先生はお歳の割りに(失礼ですが)かなりの食欲で、肉類をガンガンたいらげるのをこの後も目の当たりにする事に。まぁ体格も良いですし、寒い国だからしっかり食べませんとね。
セミナーは12時半スタートの4時半までですので、これだけ食べればしっかり動けるでしょう。

(初めてトライしたイギリス式ブレックファスト。紅茶とセットで頂きました。焼きトマトの右下はマッシュルームです。いやぁしかし、これは多いですね。でもおいしかったので、直後はおかわりしたいなと思う位でした。イギリスの食事を悪く言う人が多いですが、ベーコンも厚切りで味も良く、ソーセージもハーブの香りが良く、大柄なマッシュルームもしっかりした味があり、素材がいいからシンプルな調理でいいのかなと感じました)

会場の体育館に着くと、すでに10人以上の人が集まっていました。
結構年配の方も多く、中高年の女性が目立ちました。日本では若い女性空手家は多いですが、この年代の人はめったに見られません。

だんだんと集まって約60人。
先週のバーミンガムでのセミナーでは1日145名と言う事でしたが、こちらはかなり町から離れた場所なので、これ位でも多い様です。
まだ中学、高校生と見える少年、少女たちも思ったより多かったです。
参加者のほとんどが黒帯でした。
やはりキャリアのある人ほど、武道空手と言うものに関心があるのでしょう。


(平安二段の動作の紹介。形の1動作を繰り返して、武道空手の原理を感じてもらう様なメニューでした)

今回のセミナー用に英訳された「武道空手ハンドブック」を基本に、坂神先生とピーター先生が受講者たちに説明されました。

前半のバーミンガムでのセミナーと同様の内容で、はじめに「立ち方」、「歩き方」などから入り、武道空手の一大原理であります「浮身」の原理を体感してもらいました。

浮くと言っても、実際は「膝カックン」をやられた時とまったく同様のフィーリングで、立っているところから、いきなり「落下」した一瞬の重力が無くなった状態で、浮くと言うより、外見は「落ちる・沈む」と言った感じです。

自然に物が落下すると、時間に比例して加速度が増し、何かに衝突した時の衝撃力も増加します。
これを手や足、体にうまくつなげて技となるのです。

自然に落下する訳ですから、足で地面を蹴り出さず、腰や腹から出る事がもっとも重要です。
これが武道の歩き方、すなわち「足捌き・歩法」になります。
この「膝カックン・スタート」が、慣れてくるとゆっくりでも出来る様になってくるので、「地面を蹴り出してない」ので、途中で方向を変化させる事も可能になるのです。

膝カックンの動作を「膝の抜き」と表現しています。
実際は膝だけではなく、同時に肩や腕、その他体全体の力をバランス良く抜いていきます。
「浮身」、「沈身」による浮いた状態の足を「居着かぬ足」と表現しています。

全ては歩き方命です。
主な3種類の足捌き、「歩み足」、「寄り足」、「送り足」をやり、後にそれらの混合したものから、歩法からそのまま蹴りに移行するものなど、足の動きだけでもかなりのバリエーションでした。

次にそれらの原理による技の体感法として、「形」(和道会では「型」の字を使いません)がある事を理解してもらい、試してもらいました。

その次は、全身しながらの移動稽古で、「順突き」や「突き込み」と言った基本の手による技の練習です。

受講者の皆さんに一番解りずらいと思われたのは、膝や腰からの落下の力を利用した前進です(皆さん空港での私の様に眉間にしわが寄ってました)。
この下半身の動きをよく見てもらう為、私は道着のすそをまくり、帯に巻き込んで、下は膝までまくり上げておりました(はたから見るとおかしな格好です)。

坂神先生に「もっと腰から入る、とは英語で何と言えばいいですか?」とお聞きして、「チャージング モア ヒップ!!」と連発していた私でした。
ヒップはかなり広い意味があり、「お尻」、「股関節」、「腿の付け根」などがある様です。

(上の写真は、平安四段の前蹴りから下段落とし受け・裏拳の連続動作の練習中です)

最後に質問コーナーがあり、受講者から私と高柳くんに対し、
「前にやっていた武道から柳川先生の武道空手に転向した理由はなんですか?」
との質問があり、私は今までの事を全て語り、宗家に「打ち落とし受け」を手首に食らっただけで、KOされた話などもして坂神先生が同時通訳して下さいました。
笑いが出て、皆さん面白く聞いてもらえた様です。

特に一時とは言え、プロを経験した自分がなぜ伝統的武道に転向したかと言う事に関心があったらしく、先ほどの受け技を手首に食らっただけでKOされたと言う体験話で納得された様です。
実は私がイギリスに来る前に、ピーター先生も宗家から同じ技を受けた様でして、その話しもされていました。

初日とは言え、武道空手のシステムがなんであるか、また実際の動きがどう言うものかは理解してもらえた様です。
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