武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【武道空手 総合格闘技】~総合格闘技練習会&忘年会~


昨日の日曜、木田道場に参加してくれているS君主催の練習会、練習納めに参加してまいりました。

Sくん20131222

今日も他のジムや道場で総合、ブラジリアン柔術、キックボクシング、伝統空手などいろいろな方面からの参加者の皆さんが集まられておりました。

木田01

今回はいつもより早めに集合したので、たっぷりと時間をかけてアップをすることができました。

練習の始めは、いつも私がストレッチを担当させて頂いております。

いつもストリートダンサーや主婦の体操教室で紹介しているストレッチを少しアレンジしてやってみました。


股関節周りから始まり、簡単に開脚がやりやすくなるストレッチ、前屈がすぐに楽になるストレッチ、また腰痛予防には欠かせない体幹部のストレッチなどです。


特に体幹部のストレッチは、簡単にどこでもできて、それでいてあり得ない位のストレッチ感を味わえるものにしてあります(笑)


シンプルなものですが、ほんの一工夫で強烈なストレッチになります。


それだけ負担も大きいので、怪我をしない様に、手順や注意点などは細かくご案内しております。


手順や注意点さえ守れば、きついストレッチも怖くありません。


むしろ、ごく一般的なストレッチでも、そういったことが分かっていないと怪我のもとになりやすいものです。



そして次に、参加者の方からのリクエストで、


「ハイキック(上段回し蹴り)を蹴りやすくするストレッチを!!」


と言うものがありましたので、そちらをご紹介することに。



正確に言うとストレッチではなく、私がいつも武道空手研究会で現役選手たちに紹介しているエクササイズなのですが、これがまた皆さん面白い位にハイキックが変わっていきました!



まずはエクササイズをする前に、各自でハイキックを蹴ってもらいます。


そして、片足で立ってもらい、胴体の重心(主に胸と骨盤)を崩すエクササイズをしてもらいました。

その後、ハイキックを蹴ってもらうと、明らかに先ほどより


高く上がっている!

のです。



そして、次に背中から腰、腰から太ももの裏までを一体化して動かすエクササイズをしてもらいました。


その後またハイキックを蹴ってもらうと、これまた明らかに


蹴りぬくスピードが増している!!


のです(笑)

キックのキレが増したということですね。


このエクササイズは、人間の背中側、後ろ側にある筋肉を総動員して蹴りの動作に乗せていこう、とするものです。


人間の筋肉は、体の背中側、後ろ側の方にたくさんついています。


それらを有効に使う、またその筋肉の重さを前方への運動に乗せる、と言う様なことがとても大事です。



蹴りの初動作が軽快になり、相手から読まれにくくなります。

充分に自分の体重が乗るので、重く、強くなります。

最小限の力で動き出せるので、スピードとキレが増します。


皆さん、開脚などのストレッチによって、ハイキックを蹴りやすくするのかなと思われていた様ですが、たいしてきつくもないエクササイズですが、体の意識や感覚が変われば、すぐに動きが変わることを楽しんで頂けたみたいです。


また、重心を崩して不安定でも安定できることを体が覚えるので、頭がぶれず、蹴りからパンチへの連続技もやりやすくなり、また下半身の重さを動かすことを覚えるのでパンチ力も増すのです。


そして、何より私が一番いいなと思うのが、


“怪我をし難い動きになる”


と言うところです。


脱力して動きやすければ、膝や腰への負担が限りなく減少します。

そのことによって、自分の体を痛め難くなるのです。


最近は中年の格闘技愛好者が増えている様ですが、過去にやっていて久しぶりに再開した人、歳をとって余裕が出たので新たに始める人、そういったすべての中年の皆さんに楽しく格闘技をして欲しいと思います。

なぜなら40代半ばの私自身が、まだまだ武道、格闘技を楽しみたいのですから!



さて、その後はいつもの様に、柔術や寝技の基本動作である受け身やマット運動など行い、柔術の技術研究、そして軽いスパーリングを行いました。

私もまだ寝技はよく分かっていませんが、皆さんとスパーリングをすることで、どうやって動くのか、と言うことの雰囲気くらいは分かってまいりました。

寝技独特の流れと言えばいいでしょうかね。


そして最後はなんと、参加者全員でタッグマッチを行いました!!

人数を半々に分けて、ジム内のリングで、

ロープエスケープありで、あたかもプロレスルールの様な(いや、もはやプロレスですね)ものとなりました。

これは余興ですので、関節技などが極まりそうになる寸前で離してくれますので、皆さん大いに技を出し合い、かなり個性あるファイトスタイルを見せてくれました!


年末にタッグマッチができるとは思いませんでしたね~。

ダンベル


みんなで記念撮影をし、ジムを掃除してから近所の居酒屋へ。
飛フェス忘年会


皆さんで格闘技や音楽(!アラフォーの方が多いので意外にも盛り上がりました)について話合い、来年の企画などを出し合ってお開きに。


来年もより楽しく練習できる様に、コンディショニング担当として頑張ります!!
スポンサーサイト

テーマ:格闘技 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~居合・刀の浮身~

久しぶりに1日休みとなると、自分の好きなことを好きにやるに限ります。


ごろ寝して大好きな時代小説を読み、読み疲れるとうたた寝をして、起きたらまた続きを読む。

それに飽きたら、読み物が時代小説と言う事もあってか、そばに立て掛けてある木刀を振ったりします(笑)

自分の部屋に片隅には、木刀や杖(四尺二寸の棒)が立て掛けてあり、いつでも手に取ることができます。


ふと気になった時に、その物の重心を計る様にいろいろな振り方をします。

気が乗ってくれば、剣術の型や琉球古武術の棒の型などを始めたり。


あまりにも気安く稽古をしている様で、古武術を学んでおられる方々には不遜と思われる方もおられるかもしれませんが、何しろ時間が惜しく、常に工夫をこらしていたい気持ちから、自分では仕方の無いこととしております。


もちろん、居合で使う模擬刀や、琉球古武術で使用する二丁鎌などの金属製のものはしかるべきところにきちんと保管してあります。





さて、今日も休みでもいつもの時刻には起床して、久しぶりに休日の定番である時代小説を読み、いつもの流れで木刀を振ったり、居合の稽古にと進んでまいりました。


先日もそうでしたが、ここのところ居合や剣術の稽古に勤しんでおるわけですが、本日もまた新たな発見があり、自分なりにはでありますが動きにかなりの伸展が見られました。


居合の動作の要である、力まず円滑に抜くことはだいたい満たしてきたのですが、刀を鞘から抜く、抜刀の速度がほとんど変わらないでおりました。




居合の教書には、


「きわめて静かに抜くこと。」


が大事とされ、それをこなせてくるとその先に自ずと抜刀の早さが出てくるとされています。



確かに基本を大事にしないで、その場しのぎの格好だけを求めると、後々レベルの低い技となり、なんの応用も利かなくなってしまいます。

それどころか、全身が武術的な操作に反して無理に動いたせいで、武術を学ぶには致命的なことになりかねません。



武道空手を稽古し始めてから、その点についてはかなり厳しく自分に課してきましたので、今でも無理な稽古だけはすまいと思っています。


”無理を通せば道理が引っ込む”


ですね。




とは言うものの、できない動作、できない自分を放置して漫然と基本を繰り返しているだけなのも、武術的な姿勢とは言えないでしょう。



”なんとかならんものをなんとかする”



これぞ武術の魅力であり、挑戦することの楽しみではないでしょうかね。

そういう私のへそ曲がりな性格もあって、いろいろと抜刀を速くするための工夫を始めました。





いつも申しておりますが、私が運動と言うものを分析、理解するのに”軸や支点”を基準としてまいます。


居合の場合は、人の体のあらゆる支点と刀の重心や支点。

それらを速く抜刀できる為にと言う目的で、どう操作するか?




まずは、円滑に抜くことは未完成ではありますが、自分なりに可能となってきました。

それを追求することで自ずと抜刀の速さも得るものかとやっていましたが、いたずらにそれだけを妄信しているのも、時としてたくさんの時間を無駄としてしまいます。


自分なりに挑戦してみたい一心から、今までに得た武道空手の原理を居合に投入する実験に入りました(この時点で自分でワクワクしています)。





まず、速く動くためにはなんと言っても”浮身”



体であれば、地面をなるべく蹴らずに、脚から全身の力を瞬間的に抜き、落下の速度を利用すると言う身体操作です。


体中の”軸や支点”を使って身体を操作しますと、自ずと”浮身”のポイントである、地面を蹴らず、踏ん張る力が最小限で動ける様になります。


そうして得た”円滑な抜刀”でしたが、それを速さに結びつけるためには・・・・・・





お?!

刀自体にも”浮身”をかけるべきか!!




などと思い立ちまして。


円滑な抜刀の際にも、刀の重心を動かす様には心掛けていましたが、どうやってもある程度の重さのある金属の刀、その重さをなんとかしなければと思ったのです。




”重さをなくす”



と言うことが浮身の操作の効果であり、過程です。


そしてそれは最小限の力で移動させられるので、その物体が持つ重量がそのまま目標物に当った時に作用します。


つまり、最小限の力で動かし、落下の加速度を利用する方が、体重が乗る、武器の重さを充分に発揮できるのです。



とは言え、刀自体、結構な長さもあり、その扱いには難しいものがあります。



結果として素早く抜刀できた時の身体操作は、




右肩で”鯉口”の辺りか”鍔元”の重さを運ぶ。


右足で”鞘の鐺”を運ぶ。





と言う感覚で抜刀の速さが一定しました。

模擬刀
(私が使用している模擬刀。鯉口が少し切ってあり、刀身を少し出した状態です)


鯉口は鞘の出口のところ、鍔元は刀の鍔のところ、

鞘の鐺(こじり)、鐺とは鞘の一番最後の部分です。

左腰に刀を差した状態では、鯉口や鍔元は上にあるから体では”肩”と同調し、鯉口より下に下がっている鐺の部分は、肩より下の足と同調する感じになったのでしょうか。


また、刀とは長い物体で、鞘に納まった刀の両端に重さを感じますから、上記の二点の部分を運ぶ場所も二ヶ所必要な訳です。




以前、刀のもっとも中心となる重心位置が一つ見つかって、円滑な抜刀に効果があったと申し上げましたが、素早い抜刀となるとそれだけでは済まなかった様です。



居合の大事で、

刀は右手で抜くのではなく、できる限り左手で鞘を引くことによって抜くこと

とされていますが、座った状態の居合ではこれでおおよそ可能ですが、立った状態からの居合ですと、右足を一歩前に踏み出しながらの動作が多いので、その際には右半身、右足を前に出していくことになります。

刀は左腰に差してありますので、一歩踏み込む右半身で運ぶ様になります。


その移動の際に、刀の重さをなくす様に、その両端をあたかも両手の手の平で下からそっと支える様にして運んでいくわけです。




その両手の平の役割りを”右肩””右足”がしている感覚です。







イメージで言いますと、手の平の上に棒などを立ててバランスを取って遊んでいる感じです。


その際、手の平や腕は力んでいませんよね。
最小限の力でバランスを取る方のみに集中していると思います。


その状態で、手の平をさっ!と横に引けば、棒は手の平を引いた方向と反対方向に倒れるかと思います。

この時の速さが、武道空手の体の動きであり、私が仮説を立てた居合の抜刀時の刀の動きなのです。



力まず踏ん張らず、自然に落下する加速度を用いて、最速の動作、物体の重量をそのまま目標に向けていく、と言う武術の共通原理からすれば、当らずとも遠からずではないかと感じております。


なにより、自分の体の感覚に正直にいたいですね。


やはり、武器術は素手だけの武術の稽古より、身体の操作が明確になり、より細かく検証できるものだと思います。


それだけに、素手の武術の稽古は漫然としない様に、しっかりとした身体の基準、相手との攻防時における基準線などをきちんと意識した稽古を心掛けなければなりませんね。


そして、組手等で検証と。




抜刀のある程度の速さが出た後は、その身体操作に習熟する以外にありません。

ある程度の速さを得たのに、そこからさらに欲張って速くしようとすると、身体操作の方が馴染みきっていない為、怪我をしたりする羽目になります。


今後は、上記の気付いた身体操作をしっかりと体に覚えこませるといたしましょう。

そして、それにより得た身体操作が武道空手にどう活かせるか、はたまた治療や健康体操にどう活かせるか。

こういう続きがあるから、楽しいし、大変でもあります(笑)


さて、それではせっかくの休み、小説の続き、続きと。

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~居合・はなれの大事~

こちらの2つ前のブログ記事で、居合と剣術の稽古を再開したとお伝えしました。

一人稽古ではありますが、以前学ばせて頂いた道場での教えや、当時の先生による解説書、またビデオ等を参考にしながらコツコツとやっております。

今まで武道空手で培った身体の操作と感覚、その感覚の基準となる身体各所の“軸や支点”をもとにして進めています。

そういった身体の各部位に明確な基準があることによって、過去にうまくできなかった居合や剣術の動きが、自分なりにではありますが徐々にましになっていくのを感じています。


もちろん、専門に稽古をし続けている方から見れば穴だらけかもしれませんが、武道空手を学び続けたおかげで、


武術でしてはいけない身体操作、

武術ですべき身体操作、



などが分かりますので、当時の居合と剣の師匠の教えや様々な資料と合わせ、動きの良し悪しの判定基準を自分なりに持ちながら進めていますので、あまり不安は感じていません。

何をするにしても、今の自分に活かせる稽古をするのが一番の目的です。

そして、今の自分の稽古は10年後、20年後にもきっと役立つものを目標にしています。


悪い動きの判定基準としては、体の中に“引っ掛かり”“力み”、“踏ん張り”などの違和感がある時です。

いつでもいかなる様にでも間に合うのが武術。

そう思っておりますので、そう言ったことが悪しきこととなるわけです。



居合においては“納刀”の動作が重要だと言われている様です。

納刀とは、えいっ!と抜いた刀を鞘に納める動作です。


以前から聞いていたことですが、


「ふーん、そうなのかあ・・・・じゃあできるだけ集中して丁寧にやらなくちゃな。」


などと当時から考えておりました。



“刀を抜く時は右手で抜くのではなく、できるだけ左手で鞘を引くことによって刀を抜くこと”


とは聞いておりましたので、納刀の時も左手で鞘を動かして、鞘の方を刀に寄せていく様には心がけておりました。

しかし、体と刀のどこをどの様に動かせばよいのか、具体的なものはまったく無く、納刀の動作がどの様に効果があるかはまったく実感できずにおりました。



その後、仕事等の関係で約2年で居合の道場にも通えなくなりましたが、その間ずっと武道空手の研究を続け、またストリートダンスなども応用して、今の私は人の動きをすべて「軸や支点」で理解できる様になり、第三者にもそれを応用してアドバイスすると動きの再現率が高いことでそれなりに自信も得ました。


今も分からない動きがあると、この動作はどこの軸(支点)をどう活用すればいいのか・・・などと言う様に考えて解決しています。



そして、居合の技術である刀を円滑に速く抜くことが自分なりによい結果を得たのです。

その時に、はじめて納刀の動作が大事であることの意味がなるほどと理解できた気がしたのです。



刀を素早く抜くこと、それは“はなれ”が大事だと言われます。

鞘の中に納まった刀を抜き始め、鞘から完全に刀が抜けるその瞬間、鞘から刀が離れるその瞬間を“はなれ”と言うのだそうです。


この“はなれ”の瞬間を、私は刀の重心や支点、また自分の体の軸や支点で理解しようと努めました。

うまくいかない時は、ゆっくり抜いても、早く抜いても、鞘の途中で刀が引っ掛かったり、それをさせまいと無理やりに右手で強引な抜き方をしてしまいます。

武術の動作としては悪しきものである、“引っ掛かり”“力み”、“踏ん張り”などが生じるわけです。



どうしてそうなるのだろうと、自分の体と刀の動きを何度も見ながら確認した結果、


“はなれ”の位置は定まっている!!

と言うことかと仮説を立てたのです。

そして、またさらに円滑に刀を抜くことに成功したのです。


“はなれ”の位置が定まっていると言うのは、その左腰のある特定の位置で、必ず“はなれ”が起きる様に、



左半身の開く速度と大きさ、


左手の鞘引き、


右手での刀の送り、



などを調和させる様にしたのです。


いつも自分の左の腰から脇腹のある定まった位置で、必ず“はなれ”の操作が完結する様に全身を調和させたのです。


そのことから”納刀”の動作は、この”はなれの定位置”を覚えこませる動作だったのだな!と自分なりに納得したのです。


つまり、納刀の時もうまくできないと引っ掛かったりしますが、この”はなれの定位置”の場所で、鞘の入り口に刀の切っ先が入る様にしてあげることで、納刀の動作もかなり円滑になったわけです。



”はなれの定位置”は”納めの定位置”でもあったのだと感じております。




また、さらに言いますと、この左腰から脇腹辺りの“はなれの定位置”自体も動き続けます。


座った構えから膝立ちになりつつ、最後は中腰で足を前後に開いた構えになるまで、体は前や上の方に動き続けることになります。

当たり前のことですが、体の中の定位置である“はなれの定位置”は、体全体が動くことで移動している訳です。

左手と右手は遠ざかる様に開きつつ、体は前上方に立ち上がりつつ、最後は両足を床を蹴らない様にして素早く開く、と言ういろんな方向へ全身が動いています。


動きながらもブレてはいけない体の基準があるのですね。


たとえば、


“正中線”

や、

“天王山”



と言うのがそうです。


“正中線”とは、センターラインや中心軸くらいの意味でとって頂いて結構です。
相手の攻撃線から自分の正中線をはずし、相手の正中線を狙えるのが理想です。


そして“天王山”と言うのは、よく言う制空圏みたいなものです。

昔は剣術などで「一足一刀の間合」などと表現されていますが、これをより明確に具体的に感じておかなければなりません。


居合や剣術の一人稽古の際も、武道空手で鍛えられた

「一足一拳」

の間合感覚がそのまま応用できています。


これも現役格闘技選手たちにアドバイスしておりますが、感覚的なものでありながら明確なものとして体感させる様な稽古です。


突きや蹴りの様々な”交叉法”(クロスカウンター)の感覚が、短時間で身に付く様な稽古をしたり、構えのバランスによって踏み出す一歩の距離が異なることなどを実施を交えながら稽古します。


その結果、慣れ親しんだ自分の部屋なら、暗闇でも電機のスイッチがだいたいこの辺りにあるなと言う様な、空間を把握する感覚がより明確になっていきます。


対人の稽古と言えども、まずは自分の体の感覚を研ぎ澄ますことです。


自分の構えのバランスによって、自分の蹴りや突きがどこまで届くのか、どの様なコースを通るのか、それらを全身でコントロールできる様になることです。


まずは自分を整えることが重要だということは、今回の居合の稽古にて再確認した次第です。

自分の体のどこが、どの様に動いているのか、うまくいった時はその状況を再現するにはどうしたらいいのか、そういうことを重ねていくことが武術の稽古かなと思います。

自分のことを見つめ直すのは、時としてとても嫌なものですが、うまくなりたいと言う一心で、ついついやってしまうんですよねー。

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~居合・剣術と重心のコントロール~

2ヶ月ほど前から、久しぶりに居合と剣術の稽古を始めました。


私が20代の後半の頃、空手と並行して2年ほど古流剣術と居合の道場に通わせて頂いていました(その他、柔術や棒術、十手、小太刀、薙刀などがありました)。


現在のところ武器術は、空手の武器術である琉球古武術を学んでおり、同じ武器術の参考になればと、たまに剣術や居合の稽古もしていたのでした。


しかし、集中してやっていたわけではありませんので、いざ集中してみるとかなりぎこちないのを感じます。

徐々に馴染んできてはいたのですが、体に違和感を抱えたままでした。



動きながら木剣を振るのに、足を踏ん張ってしまったり、木剣の遠心力を感じ過ぎてしまったり(要点を得ず、力で振ってしまっている)。


居合では、当然早く抜けないし、ゆっくり抜いても鞘の途中で居合刀が引っかかったり。


たとえほんの少しの時間でも、ほとんど毎朝、毎晩と稽古してきたのですが、要領を得なかった為か、全身にしつこい筋肉痛が続いておりました。



それが今朝、模擬刀(居合の練習用の刀。刃は付いておりませんが金属なので重いです)を振っていた際に、


“刀の重心”


がはっきりつかめたのです。



そうした途端に、動きながら抜くことが非常に楽になり、素振りをする際にも刃筋(刀の刃の軌道)が以前より格段にぶれなくなりました。


結果として、しつこい筋肉痛、特に肩から腕全体の筋肉痛が一気にやわらいで、腕全体がふわっとして、脱力しやすくなったのです。


今までもずっと、刀の重心をここか、あそこか、と意識してやってきてはおりましたが、正確には把握できていなかったので、余計な力を入れて振り回していたと言うことでしょうね。


そして、さらに大事なのが、自分の体中にある重心のポイントを、刀と言う道具の重心の動きと協調させることです。


これがないと、動きながら素早く道具を扱うなど、到底できないからです。


また、腕全体が脱力したことから、さらに腕の重心も刀の重心と同様に考えて、似た様な部分を意識してみたら・・・・これがあっさりうまくいきまして、空手の突きもがらっと変わりました。

脱力が進んで、始動が早くなったのです。


またさらにその後すぐに治療でも応用して、よい効果があったのには


「よしよし・・・予想どおりだ。」


と言う思いでした。




私が常に感じているのが、


“運動と言うものは、すべて軸と支点で説明できること”


です。



それは人間の体であっても、道具であっても同じことで、重量のある物体であれば必ず重心の位置が定まっており、その物体の形状と重心の位置によって、必ず


“運動軸”




“運動の支点”

なるものが存在すると言うことです。



武術の多くの名人、達人と言われる方々も、技術の伝承のためにその表現法や説明に苦心している様です。

中には故意に秘すために、詳しい説明を避けている方もおられるかもしれません。



しかし、昔と違って現代の武術の存在の意義は、その優れた運動形態による身体操作にあり、それを他のスポーツはもちろん、人の動きに関わるものすべてに応用してこそ、武術が存在する意義があるのではと思うのです。

もちろん、重要な文化的遺産でもありますし、いちがいにそうは言えないかもしれませんが、治療家であり、人様の健康に貢献する身であれば、そういった方向性に武術の意義を見出したいのです。

武術に関心の無い方たちにも、快適な体を与えることができたら。


私はそうした目標に近付きたく、ストリートダンサーたちや、現役格闘技選手、そして一般の方たちに運動指導をさせて頂いています。

そのため、少しでも理解できる人が増える様にと、骨や筋肉などの誰にでも共通してあるものを基準として説明できるよう努めています。



武術に限定しても同じことで、抽象的な表現で学びたいと思っている人を惑わせる様なことは決してしたくはありません。

私にとっては、再現性の高さこそが命であって、皆さんと体を動かすことの楽しさ、快適な体のよさを共有できることだけが目標です。

ですから、私自身がもっともっと向上しなければいけません。


久しぶりに打ち込んだ剣術や居合で、かなり動きも変わりました。

まだまだ変化する余地はいくらでもあると言うことでしょうね。

それはいつでも新しいものを試してみる気持ちを持ち続けていれば可能であると思います。



次の日曜日は、木田道場の稽古日。

個々においては指導させてもらっていますが、久しぶりに選手たちが全員そろいそうなので楽しみです。

みんなにやられない様に自分もしっかり調整しておきませんとね!

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~技術を形に~

おはようございます。

めずらしく朝にブログを書いております。

往診のある日は、朝がいつもよりゆっくりなもので。

地味な事務仕事が多くて、ブログもさっぱり更新できずにおりました。



自分の稽古の時間を取ることが難しいですが、生活の中でいつも”三戦”の型の


“腹の締め”


を練習しながら歩いたりしています。



腹だけでなく、横隔膜や背筋、腹筋など、結局は体幹部すべての筋肉がからんできます。


すべての武道では、姿勢が大事だと言われます。


武道空手でもこの姿勢が一定のものに定まっていないと、力みが取りきれず結果として無駄な力を抜いて、重力や遠心力、落下の加速度などの自然の原理が活用できなくなってしまいます。


その他、私がよく申しております、体中にある独特の支点となる部位を使う様に意識しています。


これは関節ではないところを動かす様に意識することで、関節以外の部分が曲がっている様な感覚で動かせるというものです。


効果としては、より軽く動ける(出だしの気配が見えない)、軽く動けるのに体重を充分に技に乗せることができる(脱力できているので)、などがあります。


そして、何よりも私自身がいいなあと感じているところが、


“自分の体に負担が少ない”


というところです。



これは、武道やダンス、どんな競技でも長――く続けたい!と言う人にとっては重要なものですよね。



ストリートダンサーからもよく聞くのが、


「若い頃はガンガンできた動きでも、ある程度年齢を重ねてくると、いろいろと意識しないとできなくなってきている・・・・」


と言うことです。



これは、私も40前半の初老の男ですから(笑)、ずいぶん以前から感じていることです。


私の場合、格闘技選手を続けていた10代~20代前半までに、もう全身一通りの怪我を経験してる位なので、体中に古傷があるんですね。


ですから、ストリートダンサーたちよりももっともっとレベルの低い単純な動きからして、


(あれ?・・・これ若い頃どうやってたんだ?・・・・・)


なんてことだらけなんです。



30代の頃は仕事に追われ、運動そのものがなかなかできませんでしたから、基礎体力も落ちていたから余計にそうなったのでしょうね。




例えば基本的な筋力トレーニング。


スクワットや腹筋、腕立て伏せにもいろんな種類があります。


それが筋力の低下、古傷の再発などでとてもやりにくくなっていたりするんです。


そういったことをどの様に克服しているかと申しますと、


ある形の腕立て伏せであれば、


これは“横隔膜の締め”を使うと楽になるな・・・とか、


この形だと“肩の締め”を使うと楽だ!・・・・


と言う様に、武道空手の技を支える体の各部位のコントロールを応用するわけです。



こういったことが、毎週行っている主婦の皆さんへの体操教室や、ストリートダンサーたちへの怪我予防やスキルアップのためのアドバイスにかなり役立っています。


一般の方にも、特殊な動きをするストリートダンサー、そして私の稽古会に参加してくれている現役格闘技選手たち。


すべての人たちのジャンルを問わず、より快適な体にすることができつつあるなと実感しています。



それらのアイデアはすべて武術からきています。


感謝ですね。


しかし、もとのアイデアはあっても、それを試して改善していくと言う作業を、何回も何回も繰り返すことによって、今の私のエクササイズができあがってきました。


これは当然、稽古会に参加してくれる選手たち、体操教室に来て頂いている主婦の皆さん、そしてほんとうに多くのストリートダンサーたち。


皆さんにお付き合いしてもらっていたからこそ、できたことなんですね。


変化を続けてきたエクササイズですが、形もだいぶ固まってきて、体系化しつつあると感じてきています。


これをなにか一つの形にしたいなと考えておりまして、そのための事務的な作業が地味ぃ~に続いておるわけなのです。


はっきりとした形になったら、ご報告させて頂きます。


それまでまた間が空いてしまうかもしれませんが、日々なんとかしのいでいると思っていただければと思います。


さて、それでは往診に行って参ります!!

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。