武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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NHK 「熱中人」 手裏剣バカ!?

私の長年の武友である山下智緒さんが、新年早々テレビ番組の出演が決定しました!!

剣術の理合を活かした手裏剣術って?そもそも手裏剣って?

と思われる方も多いと思います。是非ご覧下さい。


1月13日(金)23:45 〜 0:00

NHK BSプレミアム「熱中人」

……手裏剣バカ!山下 知緒さんを密着取材したドキュメント。
★再放送・・・1月17日(火)18:30 〜 18:45 NHK BSプレミアム


山下 知緒さん・・・研武塾(手裏剣術)、武具学会関連のイベント企画、武術関連イベントの企画を手がける団体「B-FIELD」代表。現在は剣術の理合を活かした手裏剣術、「験流」を立ち上げ、技術の研鑽とその普及に活動されています。



「験流 手裏剣術」  http://www.kenbujuku.com/
「B-FIELD」 http://www.kenbujuku.com/modules/bfield/


山下さんの手裏剣生活のドキュメントにせまった、手裏剣界初の手裏剣コミック!

「ある日突然ダンナが手裏剣マニアになった。」

”奥様目線”で書かれた日常の山下さんのマニアっぷりが面白すぎます!!



私の方は、相変わらずいろいろと進展がありまして・・・。


武道空手、仕事、ほんとにいろいろいい意味で、ちょっぴり慌ただしいです。

そのおかげか、休みや休憩にメリハリをつけることがようやくできてまいりました。

すべてにおいて”あきらめる”ことを覚えたといいますか。
その方がいい稽古、いい仕事ができるんですよね。

基礎体力の回復や古傷の克服などもいい調子です。
それがあっての技術ですからね。

そんな成果を治療や運動療法として、バリバリのダンサーたちで確認できるのも楽しみです。

いくつになってもバリバリでいきましょう!!



最近思うのは、人間にとって大事なのは、必要なことは、成果や結果よりも、”プロセス”がとても大事だということ。

治療でも武術でも、少しでも、いやできる限りよいものを提供したいと思っています。

しかし、そういった結果や成果だけを望んでいても、楽しくないんですね。

自分は、苦労した結果、そのような”成果”を得たから、その重要性も理解できます。

そういったところへ至る過程を共有できる人たちと稽古していきたいなと思います。


それではまた、ご報告いたしますので、よろしくお願いします。

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『ある日突然ダンナが手裏剣マニアになった。』




祝!!

山下さん手裏剣コミック発刊記念!!!



はい、えー私の長年来の武友であるB-FIELD代表、現在は「験流」と言う手裏剣術の流儀も起ち上げられ、道場を運営し、精力的に日本武術の活動をされている山下さんが、表題の


 
『ある日突然ダンナが手裏剣マニアになった』



というコミックを9月30日に発刊されることが決定しました!

手裏剣とか古武術とか、そういったもので奥さんによるエッセイとかコミックとかって今まで無いですよね。

武術界に一石を投じること間違いなし!!!


いいと思いますね。専門家以外の人にも「何?武術って?」って感じで広く知ってもらえれば。

私にとっても武術とは「希望」そのものと思うくらいで、より広く知ってもらえる機会を作っている山下さんに拍手!!



発行部数は、初刷は2,500部程度だそうで、ご購入いただく際は、アマゾンのネット販売で予約できます。

私もさっそく予約予約。



アマゾン 予約はこちら↓↓↓

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%8B%E6%97%A5%E7%AA%81%E7%84%B6%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%81%8C%E6%89%8B%E8%A3%8F%E5%89%A3%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F-%E7%88%86%E7%AC%91%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4-%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E9%99%BD%E5%AD%90%EF%BC%88%E5%8E%9F%E4%BD%9C%EF%BC%89/dp/4903722376




こちらは山下さんの奥様の原作で、どういった内容かワクワクです。


私は奥様とは一度しかお会いしてませんが、何やら天然の雰囲気たっぷりな楽しげな奥様であったことは覚えております。


しかし、山下さんの奥様の妹さんと私が旧知の仲だったことが後から分かり、とても驚いたのを覚えています。


う〜ん、こちらの妹さんもなかなかの天然素材ですからね〜。


山下さん御自身もイケてる天然者だと思います。


なんせ、古流剣術の裏の手としてあまり表に出なかった手裏剣を、一流派にまとめて表芸として稽古、指導されているのですから。

いや変わり者ですよね。

そうですね、私に言われたくない。うんうん。





当ブログのカテゴリーの「B-FIELD」に山下さんとの「武談」シリーズがあります。

武術における様々なことを議題に質疑応答形式で書いたものです。




そもそも山下さんとは私が20代後半に武道空手と並行して、某古流剣術の道場に通っていた時にオトモダチになってからのお付き合いです。


しかし、お互いに忙しくなり、もうかれこれ4年近く会ってないかもしれません。


いつも会おう会おうというのが社交辞令化しているのにも関わらず、相手に対して前と変わらぬ想いでいられるのは、武術の友人というだけでなく、武術に取り組む姿勢にとても共鳴するからだと思うのです。

ずっと会っていないのに、会いたい!と思わせる魅力がある人物だと言うことですね。



山下さんは今も剣術、居合、棒術、柔術などの古流の武術を修行しつつ、その剣の理合を手裏剣術に展開して一流派をもっておられます。


山下さんが稽古されている流儀は乱捕りや組手をしませんが、遠間から互いに武器を持って近付き、ここ!!と思ったところで斬りつける、それを返していく、というわざと切羽詰まった状況のやり取りの中で、その身体操作を開拓されています。



私は空手という徒手の武術です。


ある程度は、お互いに技の掛け合いを自由に行ってみて、その技の成否を確認します。

特に武器などを持たないでやっているので、危機感も違いますし(ある程度くらっても切れたりはしないという安心感)、武器の攻撃するラインを正確に全身をよけなければいけないなどの状況もありません(やみくもに傷付けあう様な稽古もしませんが)。


ですから、武器も想定した武術としてやるならば、まずはしっかりと相手の攻撃線をはずす事が不可欠です(武器を想定しなくても体格差の克服の為には必須)。



私も年齢や体格に関係なく向上させられる様な技術を求め、ある程度は武器も考慮したものを目指したい為、山下さんの取り組み方にいつも刺激を受けているのです。



ちがった見方をすれば、組手や乱捕をしないのであれば、型の順序を覚えてしまえば、大した緊張感もなくできるかもしれません。


型だけの稽古は、取り組む者の精神状態によって、容易に危機感のない稽古、つまり上達しない稽古に変わってしまうこともあると思います。


山下さんは

「ぼくは痛がりだから組手とかはできません・・・(お酒を飲みながら)。」


などと言われていますが、その動きと探求の仕方は、常に実戦を想定していそうな切れ味です。


ですから、私も山下さんと話すと、

(組手をしない稽古しかしていない人?うっそだろ〜。)

と思ってしまいます。


と言うより、自分と同じ様な稽古体系をされている人だなと思ってしまい、いつも話が長引いてしまうんです。

武術談義の中で、ちょっとした動きをまじえながら話す時、「うっ・・・!!」と追い込まれる感覚に襲われた事もしばしば。


激しくライバル視してますよ! 山下さん!!

【武道空手 身体操作】久々の武術談義 〜鞭身の再考〜

先日、長年の武友であるB-FIELD代表の山下知緒さんと久しぶりに武術談義をしました。

もとは山下さんが管理される掲示板へ私が書き込んだのが始まりですが、ていねいな回答を下さり、これはあらためてまとめた形で発信したいと思い、そのやり取りをそのままこちらに掲載する事にしました。

山下さんとは、以前に私が通った居合、剣術などの道場の先輩としておられ、それから10数年来の交流をさせて頂いています。

現在山下さんは、棒手裏剣術を古流武術体系に組み込んだ“験流”を稽古をする「研武塾」を主催されており、手裏剣製作などを研究する「武具学会」と、武術関連の企画をおこなう「B-FIELD」を併設して、手裏剣術の普及や武術の振興にも尽力されています。

山下さんは何事にも問題意識が高く、武術の身体操作に関しても、あいまいな言い方はせず、また逆に言葉で説明しきれない感覚的な部分はそのままに、常に明快な理論を聞かせてくれます。

私が迷って助言が欲しい時は、いつも山下さんに聞くことが多いです。

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今回は武道空手の重要な原理の一つ、「鞭身」と言うものについての再考、再認識についてです。


鞭身と言う身体操作は、これもまた感覚的な表現ですが、体の中心から起きた力が手足の末端部に到着するまで加速、力を増大させるものであります。

ですから、その技術習得にあたって「中心から末端部まで鞭のように遅れるんだ!」と言う、時間差を伴うイメージがありますが、これもあくまでイメージです。

実際に中心軸から拳足が打ち出されるまでに時間差があったのでは、動きが出遅れてとても使い様がありません。

しかし、こんなことは普通に格闘技をしている方たちから見れば、拳が出遅れる様な打ち方が、実際に通用する訳ないと言われるはずです。


しかし、ずっと武道空手をやっていると、鞭身と言うものを曲解して、中心から末端まで時間差を持たせて練習するものですから(特に基本動作や初心の内)、本来の早い動き、

「一調子」

を忘れてしまいます。


それでいきなり組み手や試合の時などに、いきなり”一調子“になれるはずがありません(動きを小さくする目的の稽古法で”短打”と言うものがありますが)。

そんな思い込みや勘違い、早とちりを切り替える、よいきっかけとなりました。

山下さんの掲示板(武術サロン http://8529.teacup.com/tomooyamashita/bbs )そのままのやりとりの形で、こちらに掲載いたします。

それでは以下、本文です。
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お久しぶりです! 投稿者:きだ 投稿日:2011年 4月 4日(月)14時50分12秒

やましたさま
お変わりなく稽古されている様で、こちらもはげみになります。

さて、一つ質問があるのですが、山下さんの言われる「胸の送り」とは、あえて言葉にするとどの様な動き、または感覚でしょうか?

私はストリートダンスのアイソレーション(胸や肩、首など別々に動かす練習)や、運動学などのイメージが強いので、具体的にその動かす方向などが気になります。

もちろん、なるべく無駄な能動的な力を込める事を排除し、基準線を中心とした動きですよね。

その上で、沈身の際に胸がどの様に動くのか、お尋ねしたいのですが。

よろしくお願いします。



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きださんへ。 投稿者:B-FIELD やました 投稿日:2011年 4月 5日(火)23時52分20秒
さて、本掲示板の私のコメントは、主観的な備忘録が多いので、人さまの参考にはならないものがほとんどだと思います。
せっかくのご質問なので、誠心誠意お答えしますが……具体的に説明しきれない旨は、あらかじめご勘弁ください。

> さて、一つ質問があるのですが、山下さんの言われる「胸の送り」とは、あえて言葉にするとどの様な動き、または感覚でしょうか?

「胸の送り」は、「腕を動かす」際の感覚表現です。
腕を使う場合は、(肩関節を支点とする肩先の運動ではなく)腕につらなる肩甲骨や鎖骨も腕の一部とイメージして……体の中心から大きく動かします。
その長大な腕(肩甲骨や鎖骨もふくめた腕)の付け根は、からだの表側であれば「胸」、裏側であれば「背骨」あたりととらえます。
そして、その腕の付け根が足腰の沈みに連動する様子を「胸の送り」などと呼んでいるわけです。

> その上で、沈身の際に胸がどの様に動くのか、お尋ねしたいのですが。

解剖学的にどのように関節が動き、またどのように筋肉がはたらいているのかは、私もよくわかっていません。
ただ、沈身にあわせて動かなかった場合、私は「胸のつぶれ」や「背のよじれ」といった不快を感じます。
腕に関していえば、肩が落ちずに肘から下がった格好となり、「わきの下がつぶれた」ような違和感をともないます。

以上、なるべく整理して表現したつもりですが……つづればつづるほど、「身体感覚のちがう他人にとっては寝言みたいなものだろうな」と消沈いたします。

あくまでも「感覚」のお話ですので、共感いただけない部分は、どうぞ遠慮なく無視してください。

ばっちしです 投稿者:きだ 投稿日:2011年 4月 9日(土)09時20分3秒
いやー山下さん、ばっち来ました!
私でもどなたでも結局は個人的感覚しかしゃべれないので、そこで合うところは合う、で良いと思いますし、それ以外ないですもんね。
寝言だなんて、とんでもないです。

私としては、沈身と武道空手で使う「鞭身」の感覚で、この山下さんの解説を理解しました。

山下さんが言われる、胸、肩、足腰、これらのパーツの分け方、そしてそれらがどうつながっていくか、つながらなければどの様な違和感があるか。

「鞭身」と言うと、中心部から末端部に時間差を伴いながら運動量を伝達、加速、増大させていく様なイメージも、私自身感じますが、統合させれば一調子になりますし、その末端までの時間差を意識し過ぎると、逆に鞭身にならないものと感じます。

そういう訳で、このたびの山下さんのご説明、非常になっとくできた次第です。
ありがとうございました。



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本日の研武塾。 投稿者:B-FIELD やました 投稿日:2011年 4月 9日(土)22時24分53秒
本日は、きださんへの回答を確認しながらの稽古となりました。

「腕のつけ根を……肩でなく……肩甲骨や鎖骨胸の最端(胸や背)でとる」という打剣感覚の説明を改めて吟味したところ、「いや、胸というより腹かな?いや、その下の腰……というより足というべきか?」と、悩んでしまいました。

帰宅してから、きださんの新たなコメントを拝見。
運動の伝達する時間差を、感覚的なものだと指摘している点に感心しました。

まさしくそのとおりで、「胸の送り」とは、居合でいう「思い入れ」にあたるもの。
現実的には腕も、胸も、腹も、腰も、足も、ほぼ同時に変化しているのです。

きださんには、ちょっと試された格好ですが……いい勉強をさせてもらいました。


またまた 投稿者:きだ 投稿日:2011年 4月10日(日)10時19分32秒
な〜にをおっしゃいますか、山下さん。
試すだなんてそんな。

やっぱりですね、例え説明しようのない身体感覚でも、ある主の共通認識や共通の感覚を持った人どうしであれば、それは質のいい稽古にもなり得ると思うんです。

山下さんとはしばらくお会いしてませんし、主たる身体操作の流儀も違いますが、もっと人間の運動と言う根本的な部分では、おそらく共有できる感覚で稽古しているのだと思います。

そうなると、もはや「寝言」などではなく、テレパシーで通じてるくらいにビビッ!!とくる時すらありますね。

ぼくは山下さんの表現にはそうしたものをよく感じて、まさしく我が意を得たりなんて事はよくあるんです。その一言でぱっと開けたりして。

私の武道空手の「鞭身」も最初は野球のピッチングの様に、わざと末端を遅らせて練習したりしますが、これも山下さんが言われるとおり、実は全身のパーツが「同時始動・同時変化」な訳です(個人的感覚が大前提ですがね)。

具体的には、どんなに遅れている様に見えても、体幹部から末端部までの「つながり」ができているんですね。

それは脱力して、その「重み」を全身が感知したまま動いていることが一つで、太極拳のスワイショウの様に腕を脱力してブランブランさせた状態を、全身で、しかも常にそのままで動けるような感覚です。

それで実際の小さい早い動きの場合は、相手に拳足を向けて、肩も、肘も、頭も、胸も、腰も、膝も、そして拳足も、”同時に落としていく”のです。

自然落下、抜き、沈身とか言う部分ですね。これだからこそ一調子になりうるものです。

で、鞭身はどうなったんだよと言う事ですが、全身のパーツが同時にまずは下に落下して(極めて小さく)、打つ最後の瞬間にブルッと震える感じで拳足(頭や肩、大腿も同様)を打ち込んでいくわけです。

今、こうして書いていて気が付いたのですが、上記の様にとらえますと、鞭身は時間差を伴った加速・運動量増大の手法ではなく、身体各部が同時にいろんな方向に、もっともその時の動きに協調した形で「連動」していく動作なのではないか、と考えつきました。

今までは、初歩の稽古法が、空手の基本動作の様に、腰や胸に拳を引いて、大きなフォームで覚えさせられると言う事を曲解していたのか、そこのところの具体的な理論に出会わなかったのか、ともかくまだまだ、誤ったとらえ方をしていた様です。

いずれにしても、新たな発見です。
私のブログでも山下さんの御回答から紹介させて頂いてもよろしいですかね。

是非、お願いします!

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きださんへ。 投稿者:B-FIELD やました 投稿日:2011年 4月11日(月)23時01分5秒
過分な評価をいただき、誠に恐縮です。

好意的なコメントはありがたいのですが……身内(と、いわせていただきます)からのコメントは、ナァナァめいてしまうので、詳細はまたメールでお願いします。

ところで、武術修業をはじめた当初は、感覚的な武技解説に対して「思わせぶり」や「神秘主義」といった嫌悪感をいだいていました。
しかし、稽古を重ねるにしたがい、「武術の探求は、物理的(あるいは客観的な)観察を基準にできない」ということを痛感しました。
つまり、私たち実践家は、「どう動いているのか?」という物理的な分析よりも、「どう動かしているのか?」という感覚的な認識を意識せざるを得ない定めにあるようです。

「武術の奥義は、写実主義より抽象主義」……というのが、30代後半になっての私の所感です。

大好きな日本酒をのんでいますので、すでに意識が朦朧としています。
折を見て、続きを述べたいと思います。
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私と違い、理論が明快で、かつ感覚的なところは純粋に感覚として、これまた明快に語って下さる。

山下さんの稽古に関することが書かれている「武術サロン」は興味のある方は是非ご覧になって頂きたいと思います(当ブログのブックマークの最上段、”B-FIELD”からも入れます。)。


山下さん、今回もアドバイス、ご協力、ありがとうございました!!!


武術の威力

前回に続き、B-FIELD代表の山下さんの武術の威力についての御意見を転用させて頂きます。

以下、山下さんの文です。
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○○さん、△△さん、コメントありがとうございます。

> 剣道では面小手胴を狙うが、手裏剣ではどこを狙っています?
平野流は別にして顔面以外あまり威力が無い気もするが。

上記のご質問ですが、まず、○○さんのおっしゃる「威力」について、私見をのべさせてもらいます。

武術的な威力、あるいは効果とは「殺傷力」だけではありません。

たとえばボクシングの試合などをみていると、相手を血だらけにしてもノックダウンできないケースがしばしばありますね。

逆に、ほとんどケガを残さないようなパンチでも、相手に脳震盪を与えてあっさりとノックダウンしてしまうこともあります。

このことからもわかるように、「相手にケガを負わせる」=「相手を戦闘不能にする」ということではないのです。

そして、武術でめざすのは、相手を戦闘不能にする技なのです。

さて本題の「手裏剣でねらう相手の急所」についてですが、研武塾では、頭、腹、手といった部位よりも、相手の中心線上に飛ばすように意識して稽古をしています。

というのは、相手の中心を押さえた攻撃は……その当たりどころが上下に多少ズレようとも……軽く身をよじってかわすということができない脅威を与えるからです。

それはつまり、一時的に相手の出足をとめることができる、あるいは相手の戦闘力をそぐ攻撃となります。

しかし私も余裕があれば、目、のど、小手といったピンポイントを意識した的当て稽古にも取り組んでみたいと考えています。
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私も上記の山下さんの言われる様な威力が、武術が求めるべき威力だと思っています。

正中線上の攻防が大前提で、その上で技が展開されるものを一番に考えています。

剣術や居合など、日本刀と言う薄い刃物を基準とした稽古を積み、そこから手裏剣術に展開している山下さんならではの、非常に厳しい攻防の基準であると思います。

当然、古伝の徒手武術においても、先に武器術が存在した時代なので、そう言った武器の攻撃線を確実に捌く、正中線上の攻防が活かされているので、私も納得です。

山下さんの手裏剣術に御興味のある方は「研武塾」で体験してみて下さい。

武術と情報化

私の武友で、いつもお世話になっているB-FIELD代表の山下さんの掲示板
「武術サロン」から、また心にとめておくべきお話を転用させて頂ける事になりました。

今回は、武術と情報化についての閲覧者の方の御意見に対する山下さんの考えです。

以下、山下さんの文です。
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○○さん、コメントありがとうございました。
「武道、武術の情報化」に対するご意見、誠に勉強になりました。

よくいわれることですが、スポーツが普及、発展する際は、「する楽しみ」と「観る楽しみ」の双方が確立する必要があります。
それと同じように武術でも、「する武術」と「観る武術(*「読む武術」もこれにふくまれるでしょう)」のすみわけを進めるべきだとする考えがあります。
最近でいえば、格闘技ブームを加速させた「K-1」も、その一例といえるでしょう。

しかし、「生殺与奪」がテーマとなる武術の場合、スポーツと同じように「観るだけ」「読むだけ」の興味でふれていいものか?とする慎重論も根強くあります。
私もこの考えには一理あると思います。

また、武道、武術の情報発信にあたっては、インターネット時代の悪弊とでもいうべき「情報の万能感」も充分に配慮すべきでしょう。
「お金をはらえば何でも買える」というように、「言葉をとおせば何でも理解できる」という浅薄なロジックはとても横行しやすいものです。

事実、インスタントな答えを求めたがる現代人において、口上重視の傾向はますます強まっています。
そうなれば結局、武道、武術も形骸化し、衰退していってしまうでしょう。

○○さんのおっしゃるように武道、武術は体験主体の学びです。
その点はよくよく肝に銘じて参りたいと存じます。

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