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ようやく仕事の忙しさも一段落しそうだ。
また道場へも行けそうだ。
ちょこちょこと仕事の合間に自分のペースでやってきた。
古傷のある両肩の調子が今一つだったが、徐々に上がってきている。
最近感じるのは、肩に拘り過ぎず、肘の締めを意識すると肩の負担も減ると言う事だ。
部分に拘ると全体の調和を欠き、不調の原因となるのは当たり前だが、もう一歩上の動きを目指すには部分にも相当の意識を持たなければならない。
一段登れば、また一段と、何度も「部分」と「全体」への偏りを繰り返してきた。
今またさらに上へ行く為に体の細部の強化を行なっている。
あとで全体の吊り合いを求めなければならないが、仕事などでなかなか時間が許さない時などは、時間がかかるがこういった作業がベターである。
宗家が常々言われている事。
常にベストと言うものは有り得ない。
その場その場でのベターを求めるのみであると。
刻一刻と変化し続ける時の中で、何の分野でもベストは有り得ないのだろう。
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この3連休も、法事、治療、娘の七五三と予定が詰まってしまっている。
仕事もこれからと言う時なので、色々と試行錯誤しながら普段の業務をこなしている。
道場の正規の稽古時間に行きたいものだが、なかなか叶わないでいる。
前に宗家が言われた。
練習時間が取れない時は、何か一つの稽古法に集中してやっておけば、後でぐんと伸びるものだと。
今、何とか取れる時間の中で、体作りをやり直している。
また、武道空手の身体と言うものを、自分の意識レベルで定着させる為、鍼灸治療との一致を計っている。
鍼灸治療はもともと中国発祥であり、道教的思想があり、そのシステムの中に気功の要素が確実に入っている。
と言うより、「気」と言う概念無しに東洋の伝統医学は有り得ない。
自分は、その気と言うものを鍼灸の師から気功で学んだ。
前にも書いたが、鍼灸の師は中国武術の内家拳に通じており、武術と鍼灸治療の意識、身体操作と感覚が完全に一致しているのである。
自分も気功の手ほどきを受けたが、自分が行う日本武術の身体感覚と鍼灸を行う時の身体感覚に多少のズレを感じていた。
自分もやっている武術が中国武術であれば、なんの違和感も感じなかっただろう。
そんな事から、最近は宗家から教わった武道空手の「姿勢」、「呼吸」、「意識」などを、鍼灸の師から教わった気功の感覚とのすり合わせ作業を行っている。
まだまだ自分の体になじんでいないが、治療と武道の身体感覚のズレが生じなくなってきた事、普段も体がとても楽である事を得た。
だが、まだ体がその状態に不慣れであるので、すぐにごっちゃになってしまう。
これから自分の今まで行ってきた事の総まとめと言う感じだ。
これなくして、武道空手の向上は無いと思っている。