武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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求心性・遠心性の気の流れ〜迎随と補瀉〜

「体感させる施術3 追記」で、「求心性・遠心性」の筋出力の感覚について書きましたが、また更に求心性・遠心性に関しては、「気の流れ」も意識すれば、内臓の調子を整える為の気功的な体操にも明確な応用が効くのではないか、と感じました。

気の流れなどと言うと分かりにくいですが、具体的に動作に表して明確に感じやすくできるのでは、と感じたのです。
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自分は体が冷えやすく、食欲も落ちやすいです。

その為、日によって体調がまちまちで、いったん体調を崩すと仕事をこなしながら回復させるのに、時間がかかってしまいます。

若い頃からだったので運動選手としては不向きであり、その後年齢を重ねるごとに基本的な体力や、回復力が落ちているのを感じてきました。

ですから、身体能力の向上以前に、体調の維持に関しても試行錯誤を繰り返してきました。

気功に関しては、太極拳や意拳と同じく、鍼灸の師から手ほどきを受けたのみですから、決して専門的ではありませんが、体調も崩しやすく、鍼灸師でもあり、武道空手を学ぶ者として、心身の作用には深く目を向けてきたと思っています。
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伝統的鍼灸のもっとも特徴的な技術、理論は「気」を操作すると言う事。

「気を操作する」とは、生命エネルギーである「気」を補えばよいのか(補法と言います)、停滞している部位から放出させるか動かしてやればよいのか(瀉法・寫法と言います)、を診断し、実行する為の手技を施す事です。

気は「経絡」と言う、人体にある川の様なものを流れると考えます。

この経絡と言う流れをある一定の方向に気は流れているのです。

この流れに鍼の操作で、勢いをつけてやる事(随と言います)、また逆流させてやる事(迎と言います)で、その人の今の状態に合った「陰陽」のバランスをとってあげるのです。
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たとえば、気が正常な方向にながれていますが、流れやす過ぎたらどうでしょう。

無駄にその経絡の気を放出してしまうとも考えられないでしょうか。

私の場合は冷えやすいので、体表面の皮膚をつかさどる「肺」の経絡の流れを良くしようと、腕を脱力させた状態でゆるやかに伸ばし、その場所の気の流れを良くしようと、自分なりの気功を行ってきました。

ですが、体が温まる気配がちっともありません。
今までも、温まったな、気分が良くなったな、と言った実感もほとんどありませんでした。

そこで「遠心性・求心性」の意識と動作を応用できないかと考えてみたのです。

今までとは逆に、腕を曲げ、肺の経絡を「縮める・閉じる」様な感覚で静かに立ってみました。

ちょうど空手の型の「三戦」を開手で行った様な形になりました。
これを始めに、いろいろと応用してみました。

すると、思った様な感覚が起こり始めたので、これはいけるのではと感じた次第です。

「座禅」などは、手足を折り曲げ、胴体にしまい込む様な形をとり、静かに座り目を閉じます。

頭から手足、五体の全ての「気」を一点に集中させる様な、理想的フォームとは考えられないでしょうか。
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この様に、気の操作も初めから観念的にならず、運動感覚をもってすれば、より現実的になり、つかみ易いのではないかと思いました。

もちろん、気功を専門的に鍛錬されている方々には当たり前の事としてあるのかもしれませんが、私は自分の発見として感じた事をそのまま書いた次第です。

自分の体調を維持するだけでなく、伝統的鍼灸を行う者なら、自分の気の流れの体感を明確にできる様な身体操作法を身に着けていないと、理論だけのものになりかねないと思います。

もちろん、徹底的にその技術修得に打ち込めば、気の操作を実感としてものにできる事もあるかもしれませんが、天才を除いてはごく限られた人にしかできないのではないかと感じます。

または、長い年数を要してしまいます。

伝統的な鍼灸師には鍼灸の修練だけでなく、気功的修練は必須であると思います。


上達を早める事だけを良しとする訳ではありませんが、気の操作がより明確であった方が、治療の精度もより上がるのは当然なのですから。

最近の宗家も口にされ始めた「気」。

私も私なりの「気」の研究をして、縁ある方々に役立てていきたいと思います。

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体感させる施術・3 追記

体感させる施術・3に付け加える事がありました。

これも以前から気付いていたのですが、はっきりと意識して使い分けられてはおりませんでした。

「四肢のある部位を中心に動かす」、
「脊柱の特定の部分にある感覚を意識させる」

この2点で「連動」は達成できました。

しかし、出力の仕方にも大事な要素があったのを忘れておりました。

それは

「遠心性出力」

「求心性出力」

です。

これら二つの正反対(陰陽)の使い方で、またさらに日常動作の快適さはもちろん、様々な競技の向上にも役立てると思うものです。
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遠心性出力とは、腕立て伏せを例にすると、
「曲げた腕を伸ばす時」
の力の出し方。

求心性出力とは、
「伸ばした腕を曲げていく時」
の力の出し方です。

どちらも自分の体重を両腕で支えているので、伸ばしながらも曲げながらも力が入る訳です。
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ほんのちょっとした感覚と意識の違いで、関節の在り方が変化を起こす。

これは中国武術の内家拳による内功、気功などには当たり前に見られます。

同じ姿勢、同じ形で動かないのに、自分の意識は呼吸と共に

「押している、引いている」

などの正反対の出力を体感させるのです。

これによりどの様な効果あるかと言うと、

「外力に耐える、外力を感知するなら求心性」、

「自分が力、自重を開放しようとするなら遠心性」

と言うものです。


患者さんの脚を持ち上げる場合は、自分の体も脱力させ、連動させながらも、意識としては「求心性」でないと、腰や肩を痛めます。

持ち上げた脚を動かそうとする時は、自分の腕と体、患者さんの脚の重量を支える為の力は残したまま「遠心性」の意識を持たせます。
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言葉だけで言うと難解かもしれませんが、これも私の実感では、私の気付いた特定の部位を

「最小限の力で固める様に」、

「固めた力を抜き、四肢や背骨をぶらりと重力のままに伸ばす様に」

と言った意識、感覚で行えば比較的、体感しやすいと思います。



柳川宗家の武道空手ではこの遠心性の操作を、

・「抜き」(ぱっと脱力して落下加速度を利用する操作)

求心性の操作を、

・「剛体化」(受動筋力の発生。全身の関節を固定させる。インナーマッスルの理想的な使用法。

として表現されております。
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これも先日、治療院の若いスタッフたちに試して確認できた事ですが、マッサージなどの時、どれだけ強く押せるか、全体重をかけられるかを試させました。

私の脛の筋肉を
「全力で、思いっきり押してみて。」
と押させてみたのです。

ところが、赤い顔をして力んでいるのに、私の脚は全く平気です。

そして、「遠心性・求心性」の出力の違い、操作のコツを説明し、やらせてみると、女性のスタッフでも先ほどより、重く強く押す事ができ、なおかつ自分自身が楽だと言うのです。

「押す事」を意識し過ぎて、肩や肘、背中は「遠心性」の操作になり、各関節がゆるんでいるので、胴体と一体化せず、自分の体重を乗せる事ができなかったのです。

疲れる非効率的な身体の動かし方では、一日のマッサージを中心とした仕事は務まりません。

若い内に楽な、と言うより、正しい操作を覚えて欲しいものです。
それが患者さんにとっても最善なのですから。

この様に、他者に良い事は自分にも良いのです。

こういった事を体感してもらう為に、自分は努力していかなければと思います。
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みんなにも快適に過ごしてもらう。

その為に、他者へ与える施術、楽で効率的な動き方、これらを追及する事が自分にできる仕事なのかな、と最近分かってきました。

最近はストリートダンサーに次いで、バレエダンサーの方を診る機会が多いですが、いろいろな治療家に

「治療家として見て、バレエってどう思う?」

と聞いてきました。

中には
「ぼくから言わせれば、バレエは不自然極まりないね。」
と言う、スポーツ障害の治療を得意とする治療家の意見もありました。

確かに自然ではないかもしれませんが、人体による歴史的芸術です。
また、人間が行う人為的な行為は、自然でないものがほとんどでしょう。

その運動の形態が、自然か不自然かなどと言う事は、私には関係ありません。

どう治療し、どう動きの改善ができるかが、私にとっての問題だからです。

私はそれを実現、表現しようとストイックに努力される方々に、少しでも楽に踊って頂く為に、パートナーがある時の身体操作や足首の使い方などまで、武道空手の動きをベースにして細かく研究しています。

自分が体感できなければ、他者へ還元できる事はできない。
自分が分かっている範囲のもので、相手に還元できる範囲も決まってしまう。

もともと運動、武道から治療、他者への還元と言う道に入ったので、そうした考え方になってしまう様です。

そしてこうした細部の研究が、必ず自分の武道空手の技術向上にも役立ってくれる事を確信する日々です。

体感させる施術・3

先日、「体感させる施術・2」と言う日記を更新したばかりですが、その2日後にはまた変わったコツが自然に生じて、より体幹部、中心部、一言でいえば「正中線」で操作する感覚が生まれました。

と言うのも、自分がもともと腰痛や首の痛みが起こりやすいので、その予防を常に考えて動いているからです。

様々な過去の武道、格闘技経験の中でしてしまったあらゆる部分の怪我が、「古傷」となり疲れると痛み易いのです。

それは単純に疲労を溜め過ぎたのもありますが、不自然な、理想的でない動き方をしているからだと思います。
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特に今回、強く出た感覚は背骨。

今更と言う感じもしますが、背骨の中でも「こことここ」と言う様に特定の部位に、ある一定の運動感覚を持たせる事で、疲労感がまったく変化したのです。

「長く座っていてから立ち上がる時」、
「座って作業を続ける時」、
「中途半端な前傾姿勢で物を持ち上げる時」、

などなど、日常生活の中で、腰や背中、首に痛みや疲労を感じ易い場合の改善です。

日常のこれしきの事で痛みなど感じていたら、とても武道空手などできないといつも思っていました。
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これは先日、来院されたバレエダンサーの方からの質問でも、強く実感できていました。

その方は、携帯電話で御自分の動画を見せて下さいました。

「この動きの時に、どうしても背中に痛みが出るんですよ。」

それは、男性バレエダンサーが女性バレエダンサーの方を、両腕で頭上にリフトして、そこから一気に膝の高さまで女性ダンサーを落下させると言う動作です。

この時、女性ダンサーは胸の下、ふとももの付け根辺りを支えられています。

男性ダンサーの頭上から膝の高さまで、一気に落とされる衝撃を、この支えられているこの2点で受ける訳です。

顔を起こし、首から背中全体をやや後ろに反った形であるので、背骨に相当の負担が掛かります。

私はこの時の動作と、その方の動きをチェックしている内に、

「首と腰のつながりが切れてしまっているな。」

と感じました。


そこでちょっとした頸椎、首の使い方と言うか在り方、力や姿勢のちょっとした意識だけで、腰、背骨全体への負担が減り、外力に強い強靭な背骨・姿勢を保てるコツをアドバイスしました。

これは武道空手の鍛錬法で、入門当時、柳川宗家からよく指導されたものです。

単純に足を肩幅位で自然に立ち、上体を後方に反っていくものが基本動作ですが、この時に必要な操作のコツがあり、宗家から伝えられたものの他、私がさらに具体的に見つけた操作を意識させるのです。

この動作と、その応用を女性バレエダンサーに紹介してみると、その場で効果の実感がありました。

様々な形に背中を動かしてもらったのですが、いつも感じる背中への負担が圧倒的に減少したとの事でした。

当然ながら、長年鍛えられたバレエダンサーだからできたのかもしれませんが、この後、自分の身体にすでにこの意識がより明確になった事を知り、体の不自由な患者さんへのリハビリ、運動療法も「体感させる施術・2」で書いた時のものとは変化していた事を知りました。
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今週、いつも患者さんのところへ往診に行き、以前の様に「連動感」「浮遊感」を感じさせる施術を行おうとしました。

以前は、両腕、両脚のあるポイントを中心に動かす事でその効果を出していたのですが、今回はその四肢のポイントを意識して動かそうとしても、うまく動かせないのです。

そこで、以前の事から変化、進化しただろうから、前の事は忘れて一切無視してやってみたのです。

すると、以前の様に脚、腕を軽く扱えるだけでなく、
「四肢を動かしいるのに、確実に脊柱に連動させているな。」
と感じました。

自分が操作している脚と、患者さんの体幹部の揺れ具合、そして面白い事に、自分自身もその患者さんと同じ、四肢と体幹部の連動感が確かにあり、患者さんと動きが

「同調しているな。」

と感じられたのです。
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この時、私が一番大事にしているものの中で、もう一つとても大事にしている事があります。

武道空手の要点

「受動筋力」

です。

立つ、腕を上げる、他人を支える、何事においてもこの受動筋力によってなされなければ、全て

「力を込めた動き」(力んでいるので、第三者からの外力を正確に感知できない)、

「意識的な動き」(第三者から読まれやすい。不自然さや違和感がある。)

「全身の連動が切れた動き」(武道空手の鞭身ができない。重力、体の重さによる加速、自然の法則が使えない。)、

と言った不都合が生じ、武道的には最もいけない動きになってしまうのです。

受動筋力は、必要最小限の力で動く為、効率的であり、外からの情報を入りやすくします。
医療的にも不可欠な身体の条件だと思います。

そして、そのコツが、

「何事もそーっとやる。」

事です。

患者さんの腕、脚などを持ち上げる時も、そーっと「その重さを計る様に」手の平全体で支えるのです。

これなくして、その先の操作はありえません。

これはきっと他の武道、武術でも当たり前の事であろうと思います。
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自分の情けない日常生活の疲労感では、絶対に粘り強さが必要であると感じてきました。

ここが半端なままでは、稽古をしても「一時の調子良さ」があっても、武道ではないなと思ったのです。

生活に密着したものでなければ、武道ではありません。
常に最高の状態はありえませんが、常に「最低」の状態は避けなければなりません。

私はもともとあまり強くない体質なので、ここに強くこだわるのです。

ダンサーの体調維持


(本文と関係ありませんが、ゴーヤのつるの中におりましたうちのカマキリです。まだうちの庭にもいたんだなあとほっとしました。以前はもっとたくさんいたのに。)

いやぁ〜よかった!!

今日はぎっくり腰を起してしまった、ダンサーでありインストラクターのNORA君の自宅に往診に言ってきました。

今日は夕方から2コマのレッスンを持っていたのですが、他のインストラクターの方に代講を頼んだ程ひどい症状でした。

私も急性の腰痛を抱えながら、3クラス連続で空手の指導をした経験(子供のクラスは本当につらかった・・・)や、シュートボクシングのアマチュア全国大会の3日前に、ぎっくり腰をやったままで主出場した経験(幸い優勝できましたが)もあるので、その大変さはよく分かります。

昨晩、練習場で会った時に、応急で施したテーピングをはがして、うつ伏せに寝てもらい、その背中から脚全体を診て、その筋肉の張り具合に、正直これはひどいなあと思いました。

仕方ないと思い、鍼灸をすすめてみました。

鍼灸は、「痛い」「熱い」と言うイメージで、こわがる人が多いのですが、伝統的な日本鍼灸はとても繊細で、優しいものです。

NORA君は
「どんなものか、興味あったんですよね。」
と言ってくれたので、早速始める事に。

0番と呼ばれる0.14ミリの細い鍼を、背中からお尻、脚の緊張のある部位、押して痛みのある部位に、ごくごく浅く刺していきます。

鍼先がほんの少しだけ刺さっているだけなので、鍼は肌の上にペタンと寝た状態です。
NORA君も全く大丈夫との事で、合計で20本位刺しました。

鍼を刺して10分ほど置いている途中から、どんどん筋肉がゆるんでいくのが本人にも分かった様で、呼吸が楽になっていった様です。

ぎっくり腰になった人ならお分かりだと思いますが、寝ても痛みのせいで、息が詰まる様な状態なんですよね。

今度は、鍼を刺した部位に「お灸」です。

これも小指の頭より小さい位のもぐさを乗せていき、熱いと言う頃には私が取ってしまうので、やけどの心配もありません。

術後、腰の様子をみてもらうと、かなり楽に動いておりました。

いやぁ本当によかった。

これで良く寝れば、早期に回復し、重症化や癖になる事も少ないでしょう。
あとは本人のコンディショニングの仕方ですね。
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人間である以上、いつも調子が良いとは言えません。

指導者である人が、体調維持に感じるプレッシャーは相当なものでしょう。

そういう意味では、芸能人、早朝のテレビ番組の出演者の方々なども、その努力を考えると本当に頭が下がります。

私自身、治療院で治療中に「ぎっくり背中」(ぎっくり腰の背中バージョン)を起こした時は本当に息が止まる位になり、なんとかその治療中の患者さんを終え、スタッフルームに駆け込み崩れ落ちた事もあります。

そんな時、スタッフが素早くテーピングを施してくれ、本当に助かりました。
早期の治療は治るのも早めてくれます。
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この連休中、昼間の自宅治療の合間に足を運んだダンサー練習場巡り。

昨晩も江戸川区のスポーツセンターでアクロバット、ブレイクダンスなどの練習をしているダンサーの子たちを見に行きました。

私が救急医療班として参加したダンスイベントなどで知り合った子たちの練習場です。

たまたまそこで腰を痛めたNORA君と会ったので、これも良いタイミングだったと思います。

著名なダンスインストラクターの田中傑幸さんも、先日の亀戸のダンスバトルイベントでお会いした時に、

「その日その日で、体調が全く違うんですよね。昨日は絶好調かと思ったら、今日は朝からすごく体が重かったりで・・・。」

と言われていたのが、とても強く印象に残っております。
と言うのは、

「あ、自分だけじゃないんだな。」

と思ったからです。

体質によって疲れを感じにくい人もおりますが、厳しい状況の中でトレーニングを続ける人たちは、皆持っている感覚なのではないかな、と思いました。

いずれにしましても、鍛錬とコンディショニング、この2つの要素をできるだけ簡潔に組み込んでいけたらいいなと考えております。

中国武術やヨガなどは、鍛錬と養生と現代にもよく伝えておりますが、私も私なりの武道空手と、東洋医学と、ストリートダンスから得た感覚で、その両面を実現させる方法を考えていきたいと思います。

これも伝統鍼灸のおかげ。

武道空手のおかげ。

ストリートダンスのおかげ。

本当に私自身、ほっとした一日になりました。

ダンサーたちの健康維持の活動も、私の大きな仕事の一つだと思います。

そして、ダンスとの交流から得た感覚と知識をまた武道と医学に還元していく。

ダンスは動きが相当、複雑で多様なので、武道を学ぶ上でも学ぶべき身体操作の宝庫だと思います。

日野武道研究所の日野晃先生が、以前ブレイクダンスに打ち込み、プロが見に来る位までになられたと言う事も、私の方向性に強い励みとなっています。

武道、東洋医学、ダンス

全てを全てに還元していく。

その為にまた研究です。

体感させる施術・2

この連休中も自宅での治療と、夜はダンサーたちの練習場めぐりと、そして自分の稽古と、やりたい事ばかりやって過ごしております。

今朝、自宅の2階から庭を見た時に、私は一瞬、

エイリアンだ!!

と目を疑った生物を目撃しました。

階下に見えるとなりのばあさんの家の屋根にそれは現れました。

(この屋根の下の方の段を歩いておりました。その下に見えるのがゴーヤのつるです)
写真を取らなければ!とあわてましたが、よく見るとそれはあちこち毛が抜けたネコでした。

地肌が露出していたため、少し前に話題になった、南米かどこかで罠に捕えられた小さなサルの様な、つるっとした肌のエイリアン?とよく似ていたのです。

しかし、この時期にネコ同士の喧嘩はあまり無さそうだし、病気だったのかなあ?
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最近、まとまりつつある事があります。

それは人体のある部分を意識して操作すれば、全身が脱力しやすく、動きもその部分を意識するとどの様な動作にも応用できると言う発見です。

以前から分かっていた事ですが、もっとシンプルにできたのです。

以前は、身体の個々の部位に対して、「その部位特有の動かし方」を意識して行ってきたのですが、今回は「動かし方」はほとんど気にせず、ただ「その部位」を中心に動かそうとするだけで、脱力と連動感が得られたのです。

考える事、意識すべき事が少ない事は、それだけ感覚・感性に任せる事ができるので、とても良い事です。

もちろん、特定の部分だけで全身をコントロールすると言うのは初心の内、とっかかりとして導入すべき事で、レベルが上がるごとに変化していくものです。

これは、往診などで治療させて頂いている患者さんに対する施術でも、ある程度の証明ができました。

様々な難病で、手足が動かなくなった、また動かなくなりつつある患者さん。

自分で動かせる範囲は限りがあるので、他者が動かしてあげる事がとても気持ちがいいと言われます。

この時の患者さんの感想は、

「人にやってもらっている感じじゃない。自分で動かしているみたい。」

「動かしてもらっているところだけじゃなくて、全身にくる。」

と言う事で、他者が加える外力を感じにくい事、全身の連動感を感じると言う事になります。

こうすると、自分で軽い全身運動を行った様な効果が出て、全身がリラックスし、心地よい疲労感にも似た感覚が起こる様です。

もちろん、たかだか数名の患者さんの御意見ではありますが、皆さんに同様の意見が頂けたので、ある程度の実感はつかめました。
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次に試したのは、バレエダンサーの人たち。

往診の患者さん同様、疲労を取る、痛みをやわらげる為の施術では、他者(私)が身体を操作するのですが、他者から受ける施術だけでなく、この様なダンサーやアスリートの人たちは自分で操作できる様にならないと意味がありませんので、自分でできる様に実際に動作をさせながらアドバイスを出していきます。

そして身体意識の高いバレエダンサーの方たちは、

「ここを意識して、ここを振り回す様に腕(脚)を動かすと、軽く動かせますよ。」
と言うと、
「あ! ほんとだ!!」

と、すぐに体で理解してくれるのです。

本当に単純な事です。
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もちろん、それらの要点は、私が武道空手を続けてきた中で発見したものです。

腕や脚において、脱力と鞭身の実現の為の連動性と加速、それに動きの正確性をも体現するには、どうしたら動かしたら良いか。

武道空手の動きを行う上で、ずっと考えてきたものです。

当然、自分が施術する際にも、この部位を意識すればより楽にできるのです。

治療であれば、まず自分がその身体感覚を持つ、そしてその感覚を患者さんにも引き起こすと言う事になります。

身体の不自由な患者さんからダンサー、もちろん武道空手にまで応用が効くというものが分かってきたので、その使い道にかなりいけるのではないかと感じています。

ここからさらに自分の体も改良して、更に深めていきたいと思っています。

東京ダンスバカストリート

今週も来院された患者さんの数が最高記録を超えないまでも、それに近い人数の日々が続きました。

毎日、仕事が終わるとしばし、ぼーっとしてしまいます。

一人一人の患者さんを前にすると、どんなに忙しい中でも正確に診て、治療しなければならないので、一日の疲れが出てしまう様です。

そしてまた週末になり、一気に疲れが出て、体調が良くありませんでした。

(こんな炎天下でのイベントです。MC、DJの方も大変です。暑くなりましたが、日蔭では秋風がさわやかでした。)
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本日の日曜は、先日雨天により中止になったダンスバトルイベントの開催日です。

体は重かったですが、ダンサーのみんなの体も心配ですし、行けば元気をもらえるので、救急道具などの入ったでかいバッグを持ち、いざ向いました。

場所は総武線の亀戸駅から少し歩いた駐車場です。

そこにDJブース、ダンスができる様、マットをひき、あとは周りを観客が囲むといった感じです。

前回同行した、代々木のB-BOYパークもそうでしたが、野外でのこうしたイベントは開放感があり、とても気持ちが良いものです。

途中で女の子のダンスチームによるショーケースもあり、バトル以外にも楽しめる内容のものでした。

(途中、休憩タイムにレッドブルの宣伝カー登場!中から綺麗なお姉さんが2人降りてきて、レッドブルを無料で配ってくれました。私は初めてレッドブルを飲んだのですが、オ○○ミンCに近い味がしました。好きな味です。)
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この様なダンスイベントに医療チーム(1人ですが)として顔を出す様になってから結構たつので、だいぶダンサーの子達から声を掛けられ易くなった様です。

急性の怪我はなく無事終了しましたが、慢性の痛みに関する相談を数多く受けました。

診断から治療、そしてトレーニング、コンディショニングにまで及ぶ事を、それぞれのダンサーたちと話しました。

いくつものクラスを持つ、インストラクターのダンサーも多く、そういったケアの話では大いに盛り上がりました。

その中でも、20年近く前のダンス甲子園で活躍され、今もインストラクターとしても活躍されている田中傑幸さんから聞いたお話では、海外のダンスイベントにはしっかりした救急医療チームが同席していたそうです。

田中さんいわく、やはり海外はそうした面でも進んでいるなとの印象を受けたとの事ですが、今日の私を見て、当時の事を思い出された様です。

その後しばらくダンサーの身体をサポートする様々な事についてお話しました。
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(右:優勝のTUJIくん、左:準優勝のARAくんと。彼らは私と同じ江戸川区民です。がんばれ!江戸川区!!)

ちょっと知っていれば、つまらない怪我や故障に悩まされる事なく、息の長いダンサーとして活躍できる。

ダンサーのみんなの情熱を中途挫折させる事無く、突き進んでいってもらいたい。

その為に、自分が武道や東洋医学で得た、いろいろな調整法を少しづつでも紹介し、治療もしてサポートしてあげたい。

熱い情熱を持った人たちの力になる事は、自分自身の力にもなります。

今週は治療院でも、クラシックバレエのご婦人方が来院され、治療させて頂きました。

中には、携帯電話で撮った動画で、御自分の動きを私に何度も見せてくれて、その際起こる痛みの克服法について熱心に質問される方もおり、私も真剣にその為の体操法やストレッチ法などをアドバイスさせて頂きました。

低い腰で、わざと動きにくい状態でも居着かず動く、武道空手の稽古法は、その応用次第で、怪我人や老人、ダンサーまでもケアできるものと感じる日々です。

武道空手に感謝。

柳川宗家に感謝。

文化

一昔前は文化がいたるところに感じられたと思う。

季節ごとの行事。

正月から節分、ひな祭りに端午の節句、お盆にお月見・・・夏休みには田舎への墓参りで海や山へ。

それからうちの庭にはお稲荷さんの祠があるので、酉の日には御供えをして祭ったり。

日常でも様々な文化が生活に活きていた。

敷居を踏むのは一家の主の頭を踏むのと同じだと叱られたり。

家の作りや使う道具、身の回りの品々は、現在ほど合理的でないが、どれも味わい深いものばかりだった。

自分が物心ついた頃から、母は毎朝、カツオ節をカンナ箱で削っていた。

削りたてのカツオ節で作る味噌汁だったから、昔の味は色濃く記憶に残っているのかもしれない。

親父も大工だった為、家の雨漏りの補修から、様々な物を自作していた。

友人たちにも祖父母の話しを聞くに、昔の人は全体的に器用であったと思う。

そうでなければ、やたら物知りであったり。

合理的でないが、何か人間の心にとても必要だと思わせる何かを持っていた。

それは「文化」であると最近つくづく思うのである。

人も生活も、ちょっと前までは確かに文化を感じられるものだった。

最近はなんだか、老いも若きも忙しそうで、精神が苛立ち、疲れている様に思える。

現実的にゆったりとした時間が作れるかはさておき、時間の使い方について再考すべきかと思う。

自分の親も決して優雅な生活をしていた訳ではない。

むしろ裕福とは言えない状況の中でも、楽しみがあったと言える。


今は数十年前より確実に医療も進んだはずなのに、なぜだかみんな元気がない様に感じる。

自分もふくめて。

おそらくこれは、人の精神に不可欠な文化を感じる事が欠如しているからに違いない。

栄養や休息を取る事は充分知っているが、文化を取れとは誰か言ってくれただろうか。

思うに古流武術、伝統武術を学ぼうとするのは、その時代を反映した礼式や、当時の人が行き着いた境地、精神性を感じられる所作や動作が存在するからではないか。

稽古着や道着など、身に着ける物は肌でそれを感じられる特別なもの。

それを思うと現在のコスプレなども、確実に文化を感じよう、身にまとおうとする行為に他ならないのではないか。

これからの武道、武術は、こうした人の潜在意識の奥底にある想い、心に訴える事も重要な役割として認識すべきでないか。

単なる様式だけではなく、その精神性を伝える。

こういう想いで取組むべきものなんだよ、と言うものを動きに込める。

その為には、ある種の厳しさは絶対に必要である。

時代が変っても、いくら大昔のものであっても、美しいものは美しく、まして人の心身の働きを極めた武道ならではの変わらずに伝えなければならない何かがある。

自分も体得すべく、体現すべく合理化したいと思ってきたが、それだけではなかなか続かないと感じてきた。

やはり先人から受け継ぐべきは、正しく受け継がなければならない。

武道を嗜むも、古書を読むも、自分の心で稽古し、心で読まなければならない。

その時の自分の心で解釈し、武道の心、古書の心で自分の心身を観るべきだろう。

武術と言う文化の保存は、重要な役割とあらためて思い知る。



自分は染まり易い体質だと思う。

良いものに触れれば良くなり、悪いものに触れれば悪くなる。

良い悪い、善悪はその時により変わる。

その時の善悪を判断する感性を養うのが「文化」だと思うのだ。

文化は人心の琴線に触れる。
直接人の心に入ってくるものである。

幼少時から様々な文化に触れる機会があれば、その時の自分にとっての善悪を直観で判別できる様になる。

そして文化を身近にするには特に金もかからず、特別な事をするでもなく、ちょっとした意識の在り方でできるものだと思うのだ。

文化は決して保守的なものではなく、自主性や個性を養う。

文化は「信」、「志」を養う。


たまの休日、武道以外でも文化を感じる時間を持ちたいもの。

芸術や音楽に触れる。

食べ物にも文化がある。

博物館にも行きたい。

他国の伝統文化にも触れたい。

今は家の中で、古の東洋の思想書を読むのが、大切な文化を浴びる時間である。

ダンサーたちの強さ

今日は久し振りに一日休みでした。

それでも治療院のスタッフ何名かは、今日もテコンドーの世界大会選抜チームの強化練習にメディカルトレーナーとして同行しています。

昨日の夜も院内業務の後、主にボクシング選手を担当する当院の斉藤主任と若いスタッフが、後楽園ホールのボクシング試合に向かいました。

この日は元世界チャンピオン、セレス小林さんのセレスジム所属選手、長浜慎吾君のメディカルトレーナーがその目的です。

試合前の調整などの甲斐あってか、見事3ー0の判定勝利でした。

この様にスポーツ選手などと共に苦しみから喜びまで分かち合える事が、トレーナー活動を続けられる源です。

みんな普段の仕事の疲れもあるだろうに、本当によく動いてくれています。
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私も先週、雨で中止になってしまった屋外でのストリートダンスのバトルイベントが、来週の日曜にひかえております。

先週も中止になってしまったとは言え、微妙な天気で判断が難しかった為に、すでに集まってきたダンサーのみんなとしばーらく立ち話…。

好きな事は、飽きもせずよく話せるもんです。

ダンスのインストラクターをやっている子も多く、やはり盛り上がってしまうのはケガや予防の話し。


初対面でダンスインストラクター以外にアクロバットでショーもこなしている子が腰を痛めていると聞き、さっそく自宅に招き治療をしました。

結果、だいぶ動きがよくなった様で、ほっとしました。

その後は私が所有する昔のブレイクダンス創世期のダンスビデオなどを見せてあげました。

やはり新しい世代の子たちも、その原点には高い関心がある様です。

その道にかける意識も高く、トレーニングやコンディショニングに関する質問もたくさん受けました。


また自分の胸に突き刺さる様に強く残っているのが、地元ダンサーのダイ君が言った一言。



「上に行こうと思うんなら、好きな事とかやりたい事を全部持っては行けないですからね。」



自分自身、深く考えさせられました。

当たり前の事かもしれませんが、何かに挑戦しよと思いつつも、いつのまにか忘れてしまいそうな事。

仕事や家庭があるとは言え、集中力が分散してはいないか。

全てにおいて切り替えが下手くそになっていないか。

無駄にだらだらした時間がないだろうか。
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ダイ君は先日行われたダンスバトルで準優勝。

優勝すれば、イギリスでの世界大会に出場できたところなのに・・・。

最近、彼個人、また彼のチームはおしいところでの惜敗が続いてます。

これってかなりやる気が下がりそうな事ではないでしょうか。


ダンスバトルの勝敗は、第三者、審査員が決定する事ですから、勝ったと思っても負ける、納得のいかない負けも結構多いのです。


それでも若いダンサーたちは夢実現の為に、自分を律していきます。

ある者はダンスそのもので、ある者は指導者として、それら両方を求める者も少なくありません。

中にはショービジネスにチャレンジする者も。

これもまた同じ地元江戸川区のダンサー、小澤雄太君は7,500名のオーディションからなんと2名と言う狭き門を見事突破し、

「劇団EXILE」

の一員になったのです。

彼は自分自身の事だけでなく、さらに後進の育成を考え、地元を中心としたダンスイベントを多く主催しています。

以前、救急医療班として参加したブレイクダンスのバトルイベントでは、主催者として、その進行に追われながらも、自らバトル出場者として活躍。

まったく、そのエネルギーたるや感嘆の極みです。

その様な若いダンサーたちのパワーに触れることで、私もなんとか自分を維持できているのかもしれません。

そんな訳で、みんなと会うと最後はいつも、ファミリーレストランなどで夜中まで話し込んでしまうのです。


自分自身の事もさる事ながら、ダンサーたちの夢実現の為にも少しでも力になれた
らと思います。

アーチェリー初挑戦  〜バッティングとの相似〜

昨日、自転車で買い物に出たついでに初めてアーチェリーを体験しました。


私の地元、江戸川区小岩には「江戸川アーチェリー」と言う初心者から行えるアーチェリー場があるのです。


私が物心ついた頃からある気がしますが、なぜか40歳になる今までやっていなかったのです。


昔から弓は野戦においての主力兵器ではないでしょうか。


武芸十八般と言われる位ですから、一度は体験したいとは思っておりました。


今までやっていなかったのが、なぜやろうと思ったか。





昨日、家の片づけをしていた時に「天と地と」と言う、上杉対武田の戦国映画のビデオテープが出てきました。


パッケージの写真などを眺めていた時に、

(ああ、弓もやってみたかったっけなぁ。)

と思い起こしたからです。




そう思った為か、いつも通る道沿いにある「江戸川アーチェリー」を見つけ、反射的に入ってしまったのです。


また、やらなかった理由は、治療師、しかも患者さんの肌を直接さわる鍼灸師である為、手が荒れる様な事は避けてきたからです。


特に一番敏感であるべき指先が硬くなってしまいそうな、弦をひっぱる弓や、弦楽器などは絶対に趣味にできないと思っているからです。


勿論、空手の稽古も砂袋や巻き藁がありますが、最小限、動きの確認にとどめ、手の平や指先で物を叩く様な事は絶対にしません。

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アーチェリーや弓などと言うと、特別な講習を受けてからでないといけないのでは・・・などと思ってしまいますが、オーナーの方が本当にシンプルに教えて下さり、


「えっ、もう始めですか!」


と言う感じで、かなり気軽です(実際、終了まで30分もかかりませんでした)。


1ゲームが矢12本です(それで250円でなんともお安い。年会費3,000円で会員になると150円!!)。



まず引き手の三本指を防護する為の三本だけ入る革製の手袋を右手に着用。


そして、引っ張った弦を離した際に、弓の持ち手の前腕部に当たる事があるので、左の前腕部の内側に、硬いプラスチック(?)のモトクロスバイクで使う様なプロテクターをします。


的から13メートルの距離にある、床の線をまたいで矢をつがえ、オーナーの言われる様に弓を引いていきます。


初心者用の、張り具合の弱い弓なので容易に引けましたが、その初めての感覚に一瞬とまどいながらもなんとか第一射!


当然ながら的を大きくはずれ、左上方へ。



最初は教えてもらった構えと動作がどういうものか、探る様な状態で、最後の4本がようやく四角い的紙のはじに当たると言う状況。


道具と体を馴染ませると言う調整と、弓を構えた体の内部の力の感覚と言う、2つの考えが交錯します。


あくまで空手で培った基本の身体操作を使おうと言うのですから、すなおでない初心者です。

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続けて2ゲーム目へ。


いつも左へはずれるので右を狙う様に、そして引き手側の右目で狙いをつける様にとアドバイスを受けました。


それもさる事ながら、自分が考えていたのは、空手の応用。


構えた状態から前の手で突く時と、後ろの手で逆突きを突くのか、それとも順突きの動き、後ろ足を前に踏み込む様に腹腰の動きを濃くするか、などなど。


弓と矢をまっすぐ構えたつもりなのに、なぜか左に曲がる。


だったら、道具を気にせず思い切り空手の要領でやってみようと、順突きを出す際の照準の付け方にしてみる事に。


弓と言う道具の位置は気にせず、半身に構えた状態での正中線を基準に、的に照準を合わせていきます。



胴体の軸を的に合わせる様な感覚です。

やはり予感的中、この方がよく当りました。



もちろん、最初に教わった基本姿勢に慣れてきたのもありますが、そればかりではこの結果は出なかったなぁと実感しました。


その後、膝の抜き具合や肩の位置、弦を離す際の指を後ろ半身と同調させる(後ろ半身ごと、体で引き手を引く感覚)など、いろいろと空手の原理を試してみました。



その効果あってか2ゲーム目の後、5分ほど休んでから挑んだ3ゲーム目は成績が上がりました。


そして挑んだ4ゲーム目。


調子に乗ったか、思い切り空手の理でいってみようとやってみたら、ことごとく的を外し、0点続出・・・。

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アーチェリーは的紙の中に同心円が描かれており中心部が10点で、一枠外に出るごとに1点低くなっていき、一番外側は1点の枠で、その合計点を競うのです。



さて、そして悲惨な出だしとなった4ゲーム目。


くそ〜っ、このゲームで終わろうと思っているのに、あと5本しか矢が残っていない。どうするか。



そうだ!


前にバッティングセンターで確認した原理を活かしてみよう!と思い立ちました。



これは、野球ど素人の自分が感じたよく当たるバッティング法です。



野球経験者から様々なコツを聞きましたが、野球未経験(小学生の時、友人と付き合いでやっていた程度でもともとあまり興味がありません)の私の身体にはあまり応用がききませんでした。



バッティングセンターに行く事などはめったになく、20代後半に友人と2ゲームやって以来、昨年の10月頃にかなり久しぶりにやった時に得た感覚です。




そして、その空手の突きの原理を導入、飛んでいくコースはともかく、よく当たる様になりました。




武道空手の要点で、もっとも初歩的な武道空手の理です。



相手に向かっていく際、





・前足に完全に体重を預けないままで前進する事



・軸を体の後ろに保つ事




この2点です。



これらがあって初めて「浮身」のままで前進し、いつでも変化、攻撃の可能な「居着かぬ足捌き」で動き回る事が可能になるのです。


姿勢は、相手との限度間合に入る直前まで、いくらか後ろに反った「反り身」になります。


これは遠い間合いから詰める稽古や、組手を充分にすれば、必ず分かる事です。

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そして、軸を後ろに保ちながらボールを迎えに行きます。



具体的に言うと、私の感覚では、構えた後ろに位置した足、右打ちの私なら右足の股関節にしっかり重心線(動きの中での正中線)を置き、前足は半分浮いた様ないつでも動かせる状態にしておきます。



この様に後ろの股関節(腰全体?)で始動し、そのあとに胸郭(胸の重心)がついてきて頭と両腕が自動的に引っ張られる、腕で振ろうと言う力の感覚は一切ありません。



これが「連動」、すなわち「鞭身」になるのです。




こうすると、かなりボールの早さに振り遅れた!!


と言う感があるのですが、どれもジャストミートの手ごたえがあり、いい音をさせたライナーが飛んでいきます。





絶対にはずれたと思うのに、自動的に当たり、自分で当てにいってる気がしません。



弓、アーチェリーは止まった状態ではありますが、その内的な感覚でバッティングのコツと同様の感覚を呼び起こしました。


すると、最後の2本が中心部近く(8点枠)に当たり、なんとか悲惨な結果は免れました。


また近い内に、この理をもって再挑戦したいと思います。

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源氏の英雄で八人張り(九人張り?)の強弓を引くと言われ、生ける武神とも呼ばれた「鎮西八郎為朝」にもあこがれる私としては、自分の非力さをひしひしと思い知りました。



と言うのも、3ゲーム目辺りから弓の持ち手である左腕の肩周りの筋肉が痙攣し始めたのです。



構えてから射るまでに、体内の感覚などいろいろ為しながらでしたので、通常より弓を引いた構えを長くとっていたからだと思います。




初心者用の弱弓とは言え、やはりあなどれません。


腕の筋疲労が無ければ、2000円分(8ゲーム、計矢96本)はやるつもりでしたが・・・。



それにしても、武芸の中の弓や手裏剣と言った「飛び道具」、これは身体内の操作感覚を構築するのに最適なものかと思います。



主に静止した状態からの武技ですが、その身体内の操作が的に


「当たる・外れる」


と言う端的な結果として現れ、自分の技量を客観化して評価し易いからです。





以前から思っている、徒手の武術稽古はそうした身体の基準の感覚が希薄になりがちだと言う点を、武器術で克服しやすくできると思うのです。




物でやり合う以上、その攻撃線を強く意識せざるを得ません。



武器術と言えばいつも思い出すB−FIELD代表の山下さんとは、10年以上前から剣術、居合術でご一緒させてもらい、その後手裏剣術でも一緒に学ばせて頂いた経緯もあり、いつか一緒にアーチェリーをしてみたいなと思います。



山下さ〜ん、どうですか今度、一緒にアーチェリー!

ゴーヤパワー


(うちのゴーヤです。親父が面倒を見ています。このゴーヤ棚の前に巻きワラがあります。)

(いい握り具合の大きさです。ちょっと前は親指大の小さなかわいいものでした)


今週も1週間が飛ぶ様に過ぎました。

治療院も忙しく、患者さんの数も増え続け、昨日の金曜は最高記録を更新しました!

まだ4人できりもりしている為、本当に忙しく他のスタッフにも迷惑をかけっぱなしです。

10月から来る予定のスタッフを、もう少し早めにすべきだったと判断のミスを思い知ります。

しかし、こんなに来患数が増えるとは・・・
これもみんなの総合力の結果であります。

若いスタッフでも、いつも指名をして下さる患者さんがいたりする事でも決して一人の力で成せる事ではないのを痛感します。

その他、自分と同い年でこの業界での10年来の友人でもある斉藤豊は、ボクシングのメディカルトレーナーとして優秀なスタッフです。

元世界チャンピオンのセレス小林さん(現在、柏にてジムを経営)が、世界チャンピオンになる前からずっとサポートしてきました。

彼はカイロプラクティック(骨盤をはじめとした全身の骨格調整)の名人で、スポーツ外傷のプロフェッショナルでもあります。

特に、ボクサーの拳を痛めた時の対処などは、個人個人の合ったオリジナルのテーピングで保護してやるのは、本当に職人技であるなぁと思います。

そのつながりもあり、今も現役ボクサーやコーチなどが来院してくれます。
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その様な優秀なスタッフに恵まれ、仕事は充実しています。

その中で自分の為の時間のやりくりが大変で、疲れがなかなかとれない状況が続いています。
仕事が伸びてきている今、踏ん張りどころです。

今年は親父が胆のう摘出の手術をした為、夏休みの田舎への墓参りも中止。

楽しみにしていた福島の自然を満喫する事もなく、海や山の陽気を頂く事もかなわず、肉体的だけでない疲れを感じます。
やはり自然の陽気を体いっぱいに浴びたい!のです。

駅からの帰り道、地元の神社さんの境内を通って家に向かうのですが、ふと少し遠回りしてみようと、自宅すぐ近くを流れる川沿いを通ってみました。

小学生の頃、いつもここでカニを獲ったり釣りしたりして遊びました。
図工の時間にはよく写生大会などもしました。

絵も描かず、自分と悪童仲間らが、カニを捕まえて、絵の具のついた筆を洗うバケツにカニを入れていたのが見つかり、よく怒られました。

高校の頃、フルコンタクト空手、グローブ空手に熱中していた頃から、シュートボクシングの現役時代、そして今もたまにジョギングする土手。

緑がたくさんあり、大きな木も生えています。

夜は静かな緑の気が満ちています。

日中の陽気は無いものの、疲れた心身にはじわーっと染み入る様な心地よさを感じます。

こうしてわざと遠回りして帰ると、不思議に時間が長く感じ、ゆとりをもって行動できます。
風呂、食事をとった後、稽古する気にも自然と切り替わり易いのです。

庭で軽く動いてから、また近くの土手に行きます。

東京都は言え、川からの風は気持ちがよく、何か身に付いた良からぬ気をすべて流してくれている様な気がします。

土手から帰ると、庭のゴーヤをさわるのが最近のマイブームです。

ゴーヤってなんだか、とてもワイルドな形だと思いませんか。
ごつごつしてとても強そうです。

そのゴーヤの気にあやかりたいと、ゴーヤを握ってみるのです。
なんだかゴジラの背中みたいな感じですね。

しかし、いい握り具合だと思っていたものが、翌日なくなっていたりするが残念です。
母がまた食材用に取っていったのでしょう。

まだまだ何本もあるので、しばらくはゴーヤパワーを頂けそうです。

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