武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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【武道空手 総合格闘技】~総合格闘技練習会&忘年会~


昨日の日曜、木田道場に参加してくれているS君主催の練習会、練習納めに参加してまいりました。

Sくん20131222

今日も他のジムや道場で総合、ブラジリアン柔術、キックボクシング、伝統空手などいろいろな方面からの参加者の皆さんが集まられておりました。

木田01

今回はいつもより早めに集合したので、たっぷりと時間をかけてアップをすることができました。

練習の始めは、いつも私がストレッチを担当させて頂いております。

いつもストリートダンサーや主婦の体操教室で紹介しているストレッチを少しアレンジしてやってみました。


股関節周りから始まり、簡単に開脚がやりやすくなるストレッチ、前屈がすぐに楽になるストレッチ、また腰痛予防には欠かせない体幹部のストレッチなどです。


特に体幹部のストレッチは、簡単にどこでもできて、それでいてあり得ない位のストレッチ感を味わえるものにしてあります(笑)


シンプルなものですが、ほんの一工夫で強烈なストレッチになります。


それだけ負担も大きいので、怪我をしない様に、手順や注意点などは細かくご案内しております。


手順や注意点さえ守れば、きついストレッチも怖くありません。


むしろ、ごく一般的なストレッチでも、そういったことが分かっていないと怪我のもとになりやすいものです。



そして次に、参加者の方からのリクエストで、


「ハイキック(上段回し蹴り)を蹴りやすくするストレッチを!!」


と言うものがありましたので、そちらをご紹介することに。



正確に言うとストレッチではなく、私がいつも武道空手研究会で現役選手たちに紹介しているエクササイズなのですが、これがまた皆さん面白い位にハイキックが変わっていきました!



まずはエクササイズをする前に、各自でハイキックを蹴ってもらいます。


そして、片足で立ってもらい、胴体の重心(主に胸と骨盤)を崩すエクササイズをしてもらいました。

その後、ハイキックを蹴ってもらうと、明らかに先ほどより


高く上がっている!

のです。



そして、次に背中から腰、腰から太ももの裏までを一体化して動かすエクササイズをしてもらいました。


その後またハイキックを蹴ってもらうと、これまた明らかに


蹴りぬくスピードが増している!!


のです(笑)

キックのキレが増したということですね。


このエクササイズは、人間の背中側、後ろ側にある筋肉を総動員して蹴りの動作に乗せていこう、とするものです。


人間の筋肉は、体の背中側、後ろ側の方にたくさんついています。


それらを有効に使う、またその筋肉の重さを前方への運動に乗せる、と言う様なことがとても大事です。



蹴りの初動作が軽快になり、相手から読まれにくくなります。

充分に自分の体重が乗るので、重く、強くなります。

最小限の力で動き出せるので、スピードとキレが増します。


皆さん、開脚などのストレッチによって、ハイキックを蹴りやすくするのかなと思われていた様ですが、たいしてきつくもないエクササイズですが、体の意識や感覚が変われば、すぐに動きが変わることを楽しんで頂けたみたいです。


また、重心を崩して不安定でも安定できることを体が覚えるので、頭がぶれず、蹴りからパンチへの連続技もやりやすくなり、また下半身の重さを動かすことを覚えるのでパンチ力も増すのです。


そして、何より私が一番いいなと思うのが、


“怪我をし難い動きになる”


と言うところです。


脱力して動きやすければ、膝や腰への負担が限りなく減少します。

そのことによって、自分の体を痛め難くなるのです。


最近は中年の格闘技愛好者が増えている様ですが、過去にやっていて久しぶりに再開した人、歳をとって余裕が出たので新たに始める人、そういったすべての中年の皆さんに楽しく格闘技をして欲しいと思います。

なぜなら40代半ばの私自身が、まだまだ武道、格闘技を楽しみたいのですから!



さて、その後はいつもの様に、柔術や寝技の基本動作である受け身やマット運動など行い、柔術の技術研究、そして軽いスパーリングを行いました。

私もまだ寝技はよく分かっていませんが、皆さんとスパーリングをすることで、どうやって動くのか、と言うことの雰囲気くらいは分かってまいりました。

寝技独特の流れと言えばいいでしょうかね。


そして最後はなんと、参加者全員でタッグマッチを行いました!!

人数を半々に分けて、ジム内のリングで、

ロープエスケープありで、あたかもプロレスルールの様な(いや、もはやプロレスですね)ものとなりました。

これは余興ですので、関節技などが極まりそうになる寸前で離してくれますので、皆さん大いに技を出し合い、かなり個性あるファイトスタイルを見せてくれました!


年末にタッグマッチができるとは思いませんでしたね~。

ダンベル


みんなで記念撮影をし、ジムを掃除してから近所の居酒屋へ。
飛フェス忘年会


皆さんで格闘技や音楽(!アラフォーの方が多いので意外にも盛り上がりました)について話合い、来年の企画などを出し合ってお開きに。


来年もより楽しく練習できる様に、コンディショニング担当として頑張ります!!
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テーマ:格闘技 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~2013木田道場稽古納め~

先日の12月12日の木曜、私の定休を利用して木田道場の稽古納めをしました。

今日は1名の選手が参加できませんでしたが、その他は全員集合と言うことで充実した稽古納めとなりました。

稽古の流れは、いつも基本的な突き蹴りを出してもらい、その速度や威力、また本人が体感する出し易さなどを確認してもらいます。

その後、各自の欠点を改善する為のシンプルなエクササイズを行ってもらいながら、基本技を繰り返します。

そしてだんだんと応用技に進み、最後に対人での対応に活かす応用法となります。



さすがフルコンタクト空手や総合格闘技の現役選手たちですから、ある程度こなすと体に馴染んでまいります。

このやり方で皆、1年~4年くらいはついてきてくれているので、武道空手の技術のなんたるかをだいぶ理解してくれてきた様です。

しかし、基本的な技術をより正確に覚えないと、何か問題に突き当たった時に、細かい部分に目がいってしまい、その場限りの対応策ばかり考える様になってしまいます。

より根本的な身体操作をしっかり身に付ければ、目先のことではなく、どの様な相手、どの様な状況でも、それを基本にして考えられるので、やるべきことがシンプルになってまいります。

武道空手で言えば、より脱力して、より自分の体重が活かせる様にすること。

また、重さだけではなく、自分の両足を同時に浮かせながら移動する身体操作(本物のすり足)ができなくてはなりません。

床を意識的に蹴ることなく、重心移動と、素早い身体の“抜き”(一瞬力を抜いて一気に落下する様な操作)を、移動する、攻撃する、などの動作と一致して行わなければなりません。


それを可能にするには、やはり基本の形を綺麗に覚えること!

これに尽きます。

そんなわけで、もうみんなある程度のレベルまで基本的な身体操作を覚えたので、今後は本来の空手らしい稽古に切り替えていこうと思ったのです。


始めはストレッチ。

これはストリートダンサーや主婦の体操教室でも採用しているものを、そのまま行っています。

人間の基本的な構造からくる、基本的なコリを取るストレッチを、体の要所要所で行います。

立つ、座る、歩くなど、二足歩行で生活していると必ず固まってしまう部分を動ける様にしてあげること。

怪我予防や健康の為にも、これは日々日々やらなければなりません。

体の要所を的確にほぐせば、自ずと武道空手の動きも行いやすくなります。

武術の身体操作は、ごく自然なものですから当然というわけですね。


そして、ごく当たり前の

その場正面の“正拳突き”
から、

正面の“突きから前蹴り”
を行いました。


この時点で、自分の蹴りの出し易さや伸び、加速度や重さ、などを感じている様です。

私も動作が良くなれば見てすぐに分かりますから、その時点でミットを打たせたり、自分が前に立って実際に攻撃させてみます。

その時、選手本人たちも動きの質ががらっと変化していることを感じるととても楽しそうな顏になります。

ある程度、実戦的な動きから身体操作の改善を行ってきましたから、今度は綺麗に基本を行うことにより、さらに実戦での動きが変わると言う確信を持って稽古をしてくれている様です。


いつ見ても思うことですが、近代の競技格闘技の選手たちがまじめに、いかにも空手らしい基本動作に真面目に取り組んでいる姿が、いい意味で面白いなあ~と言う感じです。

こんな光景が見られるのは、今でも少し信じられないくらいの気持ちです。

ありがたいことです。

そして、徐々に移動しながらの基本、そして対人、実戦での動作と進み、稽古を終えました。

本当に空手っぽい稽古内容となりましたが、それでいて実戦への効果を確認できている為、皆充実した稽古になった様です。




その後は以前にも行った地元の魚料理の美味しい居酒屋で納会と言うことに。

木田道場祝勝会2013091203
木田道場祝勝会20130912


私もあまりお酒は飲まないので、みんなジュースで乾杯、健康的に魚料理を頂きました。


22日(日)には参加者のS君所属の総合格闘技ジムにて、今年最後の練習会にお呼ばれしています。

この日はちょうど、S君と同ジムのK君が柔術のトーナメント、別のジム所属のKT君が総合格闘技での試合を控えております。

当日はS君と練習納めをしながら朗報を待つといたしましょう。

今年もまだ残っておりますが、来年もさらに武道空手の技術を覚えていってもらうために頑張りたいです。


昨日はブレイクダンスバトルのサポートに行ってまいりましたが、年末はダンスイベントが多いですね。

今日もこれから地元江戸川区のブレイクダンスバトルのイベントサポートに行ってまいります。

今日も怪我人が出ず、楽しく終了してくれることを願います。

テーマ:空手 - ジャンル:スポーツ

【武道空手 身体操作】~居合・刀の浮身~

久しぶりに1日休みとなると、自分の好きなことを好きにやるに限ります。


ごろ寝して大好きな時代小説を読み、読み疲れるとうたた寝をして、起きたらまた続きを読む。

それに飽きたら、読み物が時代小説と言う事もあってか、そばに立て掛けてある木刀を振ったりします(笑)

自分の部屋に片隅には、木刀や杖(四尺二寸の棒)が立て掛けてあり、いつでも手に取ることができます。


ふと気になった時に、その物の重心を計る様にいろいろな振り方をします。

気が乗ってくれば、剣術の型や琉球古武術の棒の型などを始めたり。


あまりにも気安く稽古をしている様で、古武術を学んでおられる方々には不遜と思われる方もおられるかもしれませんが、何しろ時間が惜しく、常に工夫をこらしていたい気持ちから、自分では仕方の無いこととしております。


もちろん、居合で使う模擬刀や、琉球古武術で使用する二丁鎌などの金属製のものはしかるべきところにきちんと保管してあります。





さて、今日も休みでもいつもの時刻には起床して、久しぶりに休日の定番である時代小説を読み、いつもの流れで木刀を振ったり、居合の稽古にと進んでまいりました。


先日もそうでしたが、ここのところ居合や剣術の稽古に勤しんでおるわけですが、本日もまた新たな発見があり、自分なりにはでありますが動きにかなりの伸展が見られました。


居合の動作の要である、力まず円滑に抜くことはだいたい満たしてきたのですが、刀を鞘から抜く、抜刀の速度がほとんど変わらないでおりました。




居合の教書には、


「きわめて静かに抜くこと。」


が大事とされ、それをこなせてくるとその先に自ずと抜刀の早さが出てくるとされています。



確かに基本を大事にしないで、その場しのぎの格好だけを求めると、後々レベルの低い技となり、なんの応用も利かなくなってしまいます。

それどころか、全身が武術的な操作に反して無理に動いたせいで、武術を学ぶには致命的なことになりかねません。



武道空手を稽古し始めてから、その点についてはかなり厳しく自分に課してきましたので、今でも無理な稽古だけはすまいと思っています。


”無理を通せば道理が引っ込む”


ですね。




とは言うものの、できない動作、できない自分を放置して漫然と基本を繰り返しているだけなのも、武術的な姿勢とは言えないでしょう。



”なんとかならんものをなんとかする”



これぞ武術の魅力であり、挑戦することの楽しみではないでしょうかね。

そういう私のへそ曲がりな性格もあって、いろいろと抜刀を速くするための工夫を始めました。





いつも申しておりますが、私が運動と言うものを分析、理解するのに”軸や支点”を基準としてまいます。


居合の場合は、人の体のあらゆる支点と刀の重心や支点。

それらを速く抜刀できる為にと言う目的で、どう操作するか?




まずは、円滑に抜くことは未完成ではありますが、自分なりに可能となってきました。

それを追求することで自ずと抜刀の速さも得るものかとやっていましたが、いたずらにそれだけを妄信しているのも、時としてたくさんの時間を無駄としてしまいます。


自分なりに挑戦してみたい一心から、今までに得た武道空手の原理を居合に投入する実験に入りました(この時点で自分でワクワクしています)。





まず、速く動くためにはなんと言っても”浮身”



体であれば、地面をなるべく蹴らずに、脚から全身の力を瞬間的に抜き、落下の速度を利用すると言う身体操作です。


体中の”軸や支点”を使って身体を操作しますと、自ずと”浮身”のポイントである、地面を蹴らず、踏ん張る力が最小限で動ける様になります。


そうして得た”円滑な抜刀”でしたが、それを速さに結びつけるためには・・・・・・





お?!

刀自体にも”浮身”をかけるべきか!!




などと思い立ちまして。


円滑な抜刀の際にも、刀の重心を動かす様には心掛けていましたが、どうやってもある程度の重さのある金属の刀、その重さをなんとかしなければと思ったのです。




”重さをなくす”



と言うことが浮身の操作の効果であり、過程です。


そしてそれは最小限の力で移動させられるので、その物体が持つ重量がそのまま目標物に当った時に作用します。


つまり、最小限の力で動かし、落下の加速度を利用する方が、体重が乗る、武器の重さを充分に発揮できるのです。



とは言え、刀自体、結構な長さもあり、その扱いには難しいものがあります。



結果として素早く抜刀できた時の身体操作は、




右肩で”鯉口”の辺りか”鍔元”の重さを運ぶ。


右足で”鞘の鐺”を運ぶ。





と言う感覚で抜刀の速さが一定しました。

模擬刀
(私が使用している模擬刀。鯉口が少し切ってあり、刀身を少し出した状態です)


鯉口は鞘の出口のところ、鍔元は刀の鍔のところ、

鞘の鐺(こじり)、鐺とは鞘の一番最後の部分です。

左腰に刀を差した状態では、鯉口や鍔元は上にあるから体では”肩”と同調し、鯉口より下に下がっている鐺の部分は、肩より下の足と同調する感じになったのでしょうか。


また、刀とは長い物体で、鞘に納まった刀の両端に重さを感じますから、上記の二点の部分を運ぶ場所も二ヶ所必要な訳です。




以前、刀のもっとも中心となる重心位置が一つ見つかって、円滑な抜刀に効果があったと申し上げましたが、素早い抜刀となるとそれだけでは済まなかった様です。



居合の大事で、

刀は右手で抜くのではなく、できる限り左手で鞘を引くことによって抜くこと

とされていますが、座った状態の居合ではこれでおおよそ可能ですが、立った状態からの居合ですと、右足を一歩前に踏み出しながらの動作が多いので、その際には右半身、右足を前に出していくことになります。

刀は左腰に差してありますので、一歩踏み込む右半身で運ぶ様になります。


その移動の際に、刀の重さをなくす様に、その両端をあたかも両手の手の平で下からそっと支える様にして運んでいくわけです。




その両手の平の役割りを”右肩””右足”がしている感覚です。







イメージで言いますと、手の平の上に棒などを立ててバランスを取って遊んでいる感じです。


その際、手の平や腕は力んでいませんよね。
最小限の力でバランスを取る方のみに集中していると思います。


その状態で、手の平をさっ!と横に引けば、棒は手の平を引いた方向と反対方向に倒れるかと思います。

この時の速さが、武道空手の体の動きであり、私が仮説を立てた居合の抜刀時の刀の動きなのです。



力まず踏ん張らず、自然に落下する加速度を用いて、最速の動作、物体の重量をそのまま目標に向けていく、と言う武術の共通原理からすれば、当らずとも遠からずではないかと感じております。


なにより、自分の体の感覚に正直にいたいですね。


やはり、武器術は素手だけの武術の稽古より、身体の操作が明確になり、より細かく検証できるものだと思います。


それだけに、素手の武術の稽古は漫然としない様に、しっかりとした身体の基準、相手との攻防時における基準線などをきちんと意識した稽古を心掛けなければなりませんね。


そして、組手等で検証と。




抜刀のある程度の速さが出た後は、その身体操作に習熟する以外にありません。

ある程度の速さを得たのに、そこからさらに欲張って速くしようとすると、身体操作の方が馴染みきっていない為、怪我をしたりする羽目になります。


今後は、上記の気付いた身体操作をしっかりと体に覚えこませるといたしましょう。

そして、それにより得た身体操作が武道空手にどう活かせるか、はたまた治療や健康体操にどう活かせるか。

こういう続きがあるから、楽しいし、大変でもあります(笑)


さて、それではせっかくの休み、小説の続き、続きと。

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

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