武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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【武道空手 身体操作】~木田道場1月稽古会~

いやー楽しかった!!

昨日は木田道場稽古会。

いつもの現役選手らがフルメンバーで参加してくれました。

前回は12日の日曜日にもやっており、今日は今月2回目。

選手らも2月3月と試合が続く様なので、できるだけやっておきたいなと。




前回は4時間、今回は3時間のわくで行いましたが、楽しくてあっという間に終了。

みんなも初期の頃からだいぶ慣れて、私の言っていることにも脳疲労(?)を起こさなくなってきた様です。

また、自分で言ってしまうのは気が引けますが、武道空手の原理を体感させるエクササイズ的なシンプルな動作、これがかなり的確になってきた気がします。

選手たちの動きが、本当にすぐに変化するんですね。

もちろん、今ままでやらせてきたエクササイズがあったからと言うこともあるのですが。




今回、選手たちにやらせたエクササイズは


腰で全身を操作するエクササイズ


これ1つのみで、あとは各種の突きや蹴りの動作を動きやすくするため(武道空手の身体操作に沿って)、多少の操作のコツみたいなものをアドバイスするだけでした。




前拳や順突き、前蹴り、回し蹴り、それらの動きがより強く、速く、そして攻防一体のさばきが自然に伴うようになっていきます。


特に順突きは、突きを打つ方の手と同じ側の足を一歩踏み出しますので、自分の予想以上に距離が伸びます。


そのためか、選手たちは間合いの感覚を読み間違え、寸止めできず当ててしまったり、無理に止めようとして、腕に力が入ってしまったり。


それも最初の数回で、基本の原理を体感させるエクササイズを軽くやらせてから、再度順突きをさせると、すぐにコントロールできる様になりました。


相手に構えた状態で、前に立ってもらい、それに対し突きや蹴りを放ち、寸止めさせる練習です。


ミットやバッグも結構なのですが、動かないものに対して、常に同じ様な感覚で寸止めができると、本当の意味でのボディコントロールが身に付きます。


止まった相手に技を寸止めで繰り返すと言う、いかにも伝統空手ならではの稽古法や、昔ながらの鍛錬具である

“巻きワラ”
や 
“砂袋”

など止まったものを正確に突く、また強力に突く、最大の加速力で突くなどするのは、本当の意味で武術的身体操作を獲得するための優れた稽古法であります。



対人で各種の技の寸止め練習で、選手のみんなはかなり感覚をつかんだ様です。


武道空手の核心である、脱力して重力による加速度をフルに利用する、


“鞭身”

長距離を移動する、その場でより早い反応と動きの途中変更を可能にする、

“浮身”

そして動きながらも体軸(動的な)をキープし、最大限に強力な威力を発揮させる為の


“正中線”

これらの武道空手の原理が、全て含まれた動きになっています。




私の考え方は、基本技術を学ぶ前には当然、


“基本的な体力”(一定の筋力や柔軟性)

があって、次に武術的身体操作を可能とする


“シンプルな基本操作”(脱力して全身が連動する、体軸が維持されている)

があった上でのことだと思っています。


つまり、空手などそのジャンルごとの基本動作以前に、人体の基本的な自然な動作を学びなおさなければいけないのです。

そして、それは武術にとどまらず、他のスポーツやダンス、そして介護予防など医学の分野でも威力を発揮します。

それは自分が実践し続けていく中で実感しております。



他分野への好影響は置いておくとして、武術、格闘技としての価値は?


それは組手やスパーリングなどせずとも、そうした未体験の技の感覚を味あわせてあげれば、現役選手たちはすぐに理解します。


たまに軽い組手くらいはしますが、時間の関係で、武道空手の基本を叩き込むことに集中しています。

常に直接打撃を加えると言う競技をしている選手たちですから、技の効用は武道空手の基本をやらせるとすぐに理解します。



“どうすればより速く攻撃できるのか?”


“どうすれば動きの中でいいタイミングで攻撃できるのか?”


“どうすれば相手の反撃を捌いて攻撃できるのか?”



そんなことを常に考え、かつ練習している者たちですから、自分がどう動けばそれらが可能になるか、を体で分かっています。

やたらと技のラリーをする様な、自由組手やスパーリングは、かえって悪いクセを付けます。

ある程度、きちんとした基本技術を身に付けた上で、それらを試すと言うしっかりとした目的がなければなりません。


いつも稽古会のたびに選手らから、ジムでの練習や試合での動きで、こんなことができる様になった、この技がバンバン決まりました、などと言う話を聞きます。


みんな若いので、これからの活躍が楽しみです。


それといつも思っていることですが、私が武道空手の技術を現実に再現させることに重きを置いている理由は、


“選手らに余計なケガをさせたくないから”

です。


正しい技は体への負担が少なく、選手寿命も延びます。

そして戦いの中で、相手からケガさせられることも確率として減りますので、普段の練習から試合まで、体の消耗度を最小限に近い状態にしてあげられると思っています。


私自身が直接打撃制の格闘技のプロ選手までなり、その後も伝統空手を続けている中で、たくさんのケガや故障に悩まされた結果、そういう考えにいたりました。


そして、選手たちにも話したのですが、


“武術とは機能的であること”


を求めると言うことです。


当たり前の様ですが、機能的であると言うことは、日常生活が快適に送れているかと言うことで、


朝起きて、仕事をして、運動をして、友人や家族との交流もこなして・・・・・


などと、普段の生活にはいろんな状況があり、その中で一日分のエネルギーを消費していく訳です。


それらの活動の中で、疲労感を感じる時が多ければ、その人の心身は機能的な状態ではありません。


私自身、仕事を中心とした毎日の活動の中で、それを一番重視しています。


格闘技やストリートダンスなどの特殊な技術を持っていても、普段の生活の中で疲労感を覚えることが多いのであれば、練習よりも


“コンディショニング”


をメインにすえた生活スタイルを確立すべきでしょう。


実際、私はそうしております。


自分で考えた、より効果的なストレッチやボディコントロールを得る為の様々なエクササイズ、武道空手の稽古よりも何よりもそれを優先して行う様にしております。

日常生活が快適であれば、格闘技やダンスなどの特殊技術もさらにやりやすいものとなるでしょう。

これはよりハードで複雑な技術をより多くこなし、また疲労も抜けにくくなってくる年齢にさしかかってくるであろう、上級者にこそ言えることであります。


ほとんどの方が仕事を持ちながら、それらのライフワークに取り組んでおられるでしょうし、コンディショニングの必要性はどんどん高まってくるでしょう。


ビギナーや若い内はがむしゃらが一番ですが、そういった上級者や年齢がそれなりの方、社会的立場の優先度が高く仕事メインの方、そうした方こそそうであって欲しいと思います。


武道空手研究会では、20代前半からの若い現役格闘技選手らにすでにそうしたことをしておりますが、もうプロともなれば尋常ではない練習の量と過酷さです。

私もそうでしたが、格闘技は10代から始めていると、20代前半と言う若さでも、相当体に疲労が蓄積したり、慢性の故障を抱えています。

それらを軽減させながら、さらに高度な技術を獲得させると言うことを目標に、今年も武道空手研究会を進めていきたいと思います。
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