武道空手研究会 ~武術・ダンス・東洋医学~

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【武道空手 身体操作】木田道場10月稽古会

昨日の木田道場稽古会、無事終了しました。

何が無事かと言うと、私が無事だと言うのが一番かもしれません(笑)

皆さん実戦系・競技系の方ばかりでしたので、ちょっとアドバイスさせてもらうと、すぐに強力な技になるので受ける方は大変です(汗)

今回も継続して参加してくれている、総合格闘技の若手選手2名の他、フルコンタクト空手と護身術系の空手の方と、地元友人たちとが参加して下さいました。

勘の良い方ばかりだったのか、動きの変化が現れるのが気持ちのよいばかりです。



内容はまず“腕の鞭身”の連動感を覚えてもらう為に、肩〜肘〜掌までの連動を体感してもらおうと思い、柔術的な関節技を返す際の動きにトライしてみました。

これは私が尊敬する武術家、日野晃先生(日野武道研究所代表)が行われているものを真似させて頂いたものです。

同様に胸の正しい動きで、腕を捻じり上げられたのを返す、というのも行いました。

これらは、全身の連動が正しく行われた時には、意識的な力をいれなくても、いやむしろ脱力して正しい動作をすることで、とんでもない力が出せるというものです。

以前、こちらのブログでも「空中腕相撲」↓↓↓
http://blog.goo.ne.jp/kida4649/e/0e52efa72dac1fb7477699fc0bb7f907
という題で書きましたが、人間の体は理にかなった動きで、とても楽に強く動けるものです。




日野先生も言われているとおり、

武術とはタネも仕掛けもある、慣れればできる動きである

と思います。


まあ、その“慣れれば”が大変なのは言うまでもないですが・・・・。


私もそこでは10年以上も苦心している訳ですが、ある時点から伸び率が飛躍的に短期化していると感じます。

これからの人には、もっと早い段階で習得できる様に、少しでも具体化、体系化していきたいと思っています。

また、こうした武術で得た人体の様々な原理が、治療でも非常に役立っており助かっております。



さて、次は突き、蹴り、その他すべての動きの大前提となる、基本の立ち方です。

当会で採用しているのが“縦セイシャン立ち”です。

“たて”があるから“横”もある訳ですが、この“横セイシャン立ち”は、空手で広く知られているところの“三戦立ち”とほぼ同じです。


専門的にはいろいろな違いがあるのでしょうが、形としては左右の爪先と膝を内に締め、膝を軽く曲げた形です。


縦セイシャン立ちでは、この形を文字通り縦にした形で、組手などで普通に構える時に両足を内に締めたものと思って頂ければよいと思います。


セイシャン立ちは空手道の和道会で用いられている立ち方で、私が以前、和道会に所属していましたので、この名称を用いています。



この立ち方がすべての基本としたのは、


・両膝、両足が内に軽く締まっている。
・両膝が軽く曲がっている。
・重心はほぼ真ん中におく。
→他流では分かりませんが、当会ではその様に定めました。


と言った要点があり、これは移動するにも、腰を切る動作も、とても行いやすい中立の立ち方であると言えます。


通常のストレートパンチでは、後ろ足の爪先が浮いてしまいますが、当会が目指すところの武道空手では御法度です。

この様なよくありがちな課題も、この縦セイシャン立ちにすれば、かなりやり易くなります。

全身の関節を連動させやすく、そうすると“浮身”、“沈身”もやりやすくなります。
つまり、


立ち方(姿勢)が武道空手のすべての原理の源


であると言えます。


縦セイシャン立ちから突き、蹴り、突き〜蹴りのバリエーション、移動しながらの突き蹴りなど、様々な稽古法をしました。


その後、防具を付けて軽い組手を行い、歩法(重心移動〜膝の抜き〜膝と腰で前進などを分解動作で)、二人組になり突き蹴りの確認などを行いました。

最後の方では皆さん、気持ちよく蹴りが出せたり、歩み足で追い込みながらの突きの連打が楽にできたりと実感してもらえた様です。


対人稽古で行うと、顏を動かさずノーモーションで突き蹴りが出せること、間合が自分が思っていた以上に遠く取っても技が届くこと、そして早く強力になることなどを体感しやすいです。

近いうちに、膝の靱帯を断裂で手術後6ヶ月ほどの、現在リハビリ中のバスケットボール選手にも、この”縦セイシャン立ち”の応用をアドバイスしようと企んでおります(その彼も空手の経験者でもあるので)。



今までは、一般の方や他流の方でも理解しやすい様にと、武道空手の原理の一部をバラバラに利用し、単に突きや蹴りの威力や出し易さ(=早さ)だけを求める様な稽古法の紹介にとどまっておりましたが、今後は一流儀としての“武道空手”の定まった稽古法をしていきたいと思います。



それにしても毎回ありがたいと感じるのは、実際の競技系、実戦系の方や現役選手が参加してくれること。

いつもリアルな課題を突き付けてくれるので、自分の過ちやミスにすぐに気付くことができるのです。

たとえば、

“過去に行っていた稽古法”や“過去に発見した原理”

などの再発掘です。

以前はよくやっていた稽古法なのに最近あまりやらないとか、以前よく利用していた技の原理も最近忘れてしまった様に使わないでいることなどがあります。

それらを思い出させてくれるのは、リアルな課題を常に抱えている参加者の皆さんなのです。



そしてこれは、過去の自分が正しかったことに気付かせてくれます。


何も進歩するばかりが能じゃない。


今の自分が、過去の自分より優れている部分もあれば、過去の自分の方が正しかったことも有り得るのです。

そう考えますと、過去から現在までの自分の中にも、「過ちと正解」が混然となっているのだと思わされます。


他人に対しても勿論ですが、自分自身に対しても謙虚でなければならないと気付かされるのです。


ちょっと動きがよくなると、自分で過去の自分を軽く見てしまうのも無意識にしてしまっているのでしょう。



自然の法則、人体の原理、武術の原理・・・


これらに新しいも古いもありません。


正しいものが正しいのです。


いろいろな面で注意深く、冷静に、また正しく見られる様にしていかなければなりません。


その為には、同じ志を持つ人たちと交流し続けること、自分自身の稽古を怠らないことだと思います。


参加者の皆さんに感謝です。


次回の稽古会は11月25日(日)、場所・時間は同様です。


さあ、来月までに自分も進歩していられる様に、頑張りますか。
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コメント

こちらこそ

ヨコヤマさん
こちらこそありがとうございました!

本当にいつも思うのですが、私の拙いアドバイスで皆さんを迷わせていないか不安半分でやっております。

そんな中で皆さんが動きがよくなって頂き、楽しんでもらえればほっとします。

是非、またいらして下さい。

  • 2012/10/25(木) 18:12:56 |
  • URL |
  • きだ #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

ありがとうございました。

木田先生
先日は稽古に参加させていただき、ありがとうございました。
来月は試合の応援で参加できませんが、またよろしくお願い致します。

治療にもいかせていただきます。

  • 2012/10/25(木) 15:35:55 |
  • URL |
  • ヨコヤマ #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

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